しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

岡田さんに大監督の風格

2008-04-27 23:43:41 | 阪神タイガース
 甲子園球場での対ジャイアンツ3戦目は、最終回に超速球投手のクルーンを崩して、劇的な逆転サヨナラ勝ち(4X-3)。
 完璧に負けモードのゲームを土壇場でモノにしてしまいました。

 赤星選手の足を生かした内野安打で同点。
 ツーアウト満塁から新井選手が死球が来たら当たってやると、レガースをあえて外してバッターボックスに立ちました。
 ゾクッとくる男気です。
 そしてあの千金の選球眼。
 ファウルで粘ったあげく、ついに四球を選んで押し出しサヨナラ。
 恐ろしいまでの気迫が球場にみなぎりました。

 そこで非常に印象的だったのが、テレビに映った岡田監督の表情でした。
 クルーンの一球一球にどんどん緊張が増す場面で、岡田監督はその緊張が楽しくてならないように、とてもいい顔で笑っていました。
 ぼくなんかは、悪い結果ばかりが胸に浮かんで、テレビの前から逃げ出したい気持ちでしたが、この監督の笑顔を見て、これは勝つかもしれないと、落ち着きを取り戻したわけなのです。

 今年の岡田監督は去年までとはまったく違って、じつに理にかなった采配を続けています。
 口べたは変わりませんが、こうなるとそれも愛きょう、大監督の風格が漂ってきたように見えますね。