5月15日、東証が1万5千円を回復した。これは大きなニュースである。銀行はBIS規制の影響で貸付金額が自己資本により制限される。持ち株が膨大な銀行として株価が1万円越すかどうかは、貸付ができるかのバロメーターである。幾ら政府が銀行を焚きつけてもこの国際協定であるBIS規制からの逸脱は許されない。しかし株価が上がれば自己資本も上がり貸付可能金額の枠も上がる。故に株価が1万5千円を突破したことは更に貸付可能金額の枠が上がることを意味する。民主党政権は優秀な方が多いと思われた、しかし現実には何も出来なかった、株価が1万円台に回復することはなかった。
結局「頭でっかち」で現実社会には適合しなかったということだ。経済政策でも安全保障でもダメだった。国家の存在意義である「国民の生命と財産を守ること」ができなかったと言うことである。もっとハッキリ言えば「高学歴のバカの集まり」と言うことを証明したに過ぎない。手足である現場(官僚)が動かねば、何もできないことが認識できていなかった、民主党が「ハダカの王様」だったことを政権交代した安倍政権は実績で証明した。