安倍総理が松島基地でブルーインパレスのT-4に乗ったそうだ、前回の10式戦車への搭乗など、左翼勢力には「軍事国家へ」などと不満が多い。しかし最前線で命を懸ける自衛官は、命の懸け甲斐も生まれる。総理に自分の仕事を理解して貰えると思えるからである。今までの総理大臣が、現場で命懸けの仕事する警察官や消防士、自衛官に気を使わな過ぎたのだ。
民主党政権の災害対策のお粗末さは、発災から数日間どうしようもなかった。支援物資の空輸に関わったのだが、邪魔なマスコミのヘリを報道協定で数を制限し、その余ったヘリを支援物資の輸送や緊急患者の搬送に使用するなどの知恵は出なかった。TV局全社ヘリを飛ばす必要はない。人命優先ではないか。「国民の命を守る」という最低限のことが出来なかった左翼勢力に、その正当性は見出せない。
東京都のハイパーレスキューに石原元都知事が涙で感謝をした。しかしその東京都のハイパーレスキューの闇夜の作業は困難であった。なぜ自衛隊の戦車を使用しなかったのか、戦車はNBC(核・細菌・毒ガス)対策が施されていて、裸のハイパーレスキューより安全に仕事ができる。更に暗視装置で闇夜での作業も簡単である。作業が簡単であれば、その分だけ放射線の中の作業が短時間の行動で済む。ハイパーレスキューの作業から数日たって自衛隊の74式戦車がドーザーブレードを装着し瓦礫を退かしていた。
左翼の連中は自衛隊が嫌いで認めたがらないから、阪神淡路大震災や東北大震災で救難現場が混乱する。行政の「決断」ができない。そんなシビリアンの命令で命を懸ける、警察官・消防官・自衛官・海上保安官の現場はやり切れない。安倍総理の行動が例えパフォーマンスと非難されてもこれはやるべきである。現場の士気が上がる。
現場が動かねば、どんな理論もゴタクになることを民主党政権が実証したではないか。机上の空論だけでは物事は進まないことを。