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社会科学上の不満

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中国、兵力分散の愚

2015-11-14 00:00:28 | 外交と防衛

読売新聞 11月12日(木)21時17分配信

 防衛省は12日、中国海軍の艦船が沖縄県の尖閣諸島周辺の公海上を航行し、海上自衛隊の哨戒機が警戒監視を行ったと発表した。
 防衛省によると、航行したのは、電波情報などを傍受する中国海軍の情報収集艦1隻。11日夕から12日夜にかけ、島の接続水域(領海の外側約22キロ)に近づき、12日夜に島周辺から離れた。
 2012年9月に政府が尖閣諸島を国有化して以降、中国海警局の公船は頻繁に島周辺の接続水域や領海の中に侵入しているが、中国海軍の艦船がこのような動きを見せたのは初めて。
 政府は中国海軍による活動が今後、活発化する可能性があるとみて、海自の護衛艦や哨戒機による警戒を強化する方針だ

 中国は余裕だな!南シナ海と東シナ海と両面作戦とは。戦力は集中した方が良いのではないか?日米の索敵能力を前に兵力を割いても各個撃破されるだけだぞ!

 空海の兵力比は日米に及ぶのか?日米がこの戦域に割ける兵力の何分の一の兵力を中国は割けるのか?陸軍中心の人民解放軍が海戦については素人でしかない。

 日本の海自の潜水艦による攻撃だけで東シナ海から中国海軍を駆逐でき、更に機雷による海上封鎖が可能である。南シナ海までも一部可能である。米海軍がその航空戦力(空母艦載機)を使用することで中国の東海岸にある空軍力は崩壊する。まして中国東海岸部は中国の工業の重要施設が集中している。先日の天津市の爆破事故で天津港が使用不能となりどれだけ中国の交易にマイナスが生じているか。まあ、四川軍区からすれば中国沿岸部が壊滅した方が腹の虫は治まるであろうが。沿岸部と内陸部との差は歴然として、ここまで貧富の差が開けば、何が共産主義かわからなくなっている。

 崩壊した天津市

 今までは北朝鮮に蠢動させ、日米の兵力を分散させればよかったが。最近北朝鮮は中国から距離を置き露一本に絞ったようだ。中国の言うことを聞かないようだ。しかしここは国際政治のイヤラシさ、日本は北方にも注意を払う必要がある、仮に陽動だとしても。

 中国の動きに精彩を欠く、台湾の馬総統との約束の履行と見るのが妥当か?しかし台湾国民は踊らないぞ!

 今までは非武装の公船であっため、日本も海保が対峙して来た。軍艦が相手であれば海自が動くことになる。

 海自は既にP-3C対潜哨戒機にASM-2対艦ミサイルの発射実験も終了し配備を開始している。90式対艦ミサイル装備の「はやぶさ」型ミサイル艇も配備。因みに排水量が500t以下は「艇」、500tを超えると「艦」である。

 P-3C

 中国軍の立場からすれば、兵力を集中し現在は南沙諸島に配備すべきであろう。未だ戦闘が開始されていない情況での兵力分散の意味が理解できない。

 米海軍と異なり中国海軍の兵力で分散する意味が理解できない。単なる陽動か?陽動にもならないと思うのであるが。

コメント (1)
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