社会科学上の不満

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露ウクライナへのガス供給停止

2015-11-28 00:00:23 | 外交と防衛

ウクライナへのガス供給完全停止
2015
1126 イーゴリ・ロジン
 「ナフトガス・ウクライナ」は、ロシア産ガスへの新たな前払いを行わなかった。
供給は支払いが実施されるまで停止される。
 ウクライナへのロシア産ガスの供給は、ウクライナの国営会社「ナフトガス」から新たな支払いが行われるまで停止される。「ガスプロム」のアレクセイ・ミレル社長がこれを伝えた。
続き ロシアNOW
http://jp.rbth.com/news/2015/11/26/544489

 

 これは露が酷いのか?いやこの件に関してはウクライナに非がある。日本でもガス代を払わなければ止められる。同じことである。

 ウクライナのガス代は、露とこれほど揉めていてもEUの半値ほどだそうだ、勿論ソ連時代に比べれば高騰しているが。過去にガス代を払えず露がガスを停止したらEU分から盗んでいたことまで世界が知っている。ウクライナにこの件で理はない。

 クリミア(旧ウクライナ領)のナタリヤ検事総長はこの件をどう思われるのか?

 世界中にファンがいるナタリヤ検事総長

 ウクライナの革命政府も冬になれば露がガスの元栓を閉じることは予測できていたはずである。故に原発の建設に傾注していたのであろうが、いかんせん「金」がない。

 EU(独)の後ろ盾を当てにして露に矛先を向けたのであろうが、現在そのEUはシリア難民問題で手一杯である。更に独もフォルックス・ワーゲンの賠償でウクライナに割ける「金」はない。

 この露の戦略の怖いところは、ウクライナは裕福なEUに難民となることが予想されることにある。現在シリア難民でさえ大変なEUにウクライナ難民が押し寄せればEUは崩壊に向かう以外ない。

 検事総長からしてこの美人である、ウクライナ美人の人身売買が横行することになる、必然的に現在の東欧美人の価格が下がる。これは恐ろしいことになるぞ!人身売買の美女が増えればその分エイズ等の性病が増加する。エイズに感染すれば先行きが無いので暴発する。

 江戸時代末の庶民の墓の発掘においてその遺骨の40%近くが梅毒に罹患していたようだ。吉原や島原で梅毒に罹患した若者が将来を悲観しテロに走り、明治維新が起こったとする説もある。

女性の家柄や出自が問題になる理由の一つがこの性病にあったことは間違いない。

 同様に中東ではムスリムの未亡人や子供が爆弾テロの道具にされている、この現象が今後EUでも起こるであろう。そこにエイズに罹患した輩が加わるという、望ましからぬ未来が予測できる。

 人間の移動は極力小さい単位が望ましい、「旅行」と言うような状況が望ましい。民族単位での「移民」は、元からそこに住む住民との軋轢を生む。まして宗教が違い文化が違うのであればその軋轢は大きい。

 日本の山間部にムスリムが勝手に土葬で墓を作り問題なっているそうだ。火葬はムスリムにはありえない文化であり、日本の墓地の値段の高さに手が出ない。土葬なので遺体をそのままに出来る時間も限られてくる。そこで身近な山奥に勝手に墓を作るそうだ。

 同様の文化的な問題が過去欧州では数え切れないくらい起きてきて現在に至っている。ここ2~30年の平和主義とか人道主義とかの寝言が本当に人道主義なのか?混乱と戦乱を呼び込む原因となっていないか?「地獄への道は平坦で舗装されている」とはよく言ったものである。

 ウクライナのガス停止は代金を払わないウクライナ側に非がある。国民の生命をこの冬の寒さから守るのであれば、まず露に滞っているガス代を支払うのが先である。武器の購入より先ではないのか?露側にすれば支払いがなければ販売しないのと同じ結果である。

 これは非常に非人間的な考えであるが国際社会を考えると人間は下劣になるらしい。露もガス代の支払いを受けねば苦しくなる。日本に北方領土を返還と言う名目で売却する可能性もある。過去にアラスカを米に売却している歴史もある。

 米国と異なり日本に北方領土を返還(売却)した場合のメリットは露からすると大きい。先ず日本と平和条約を締結できる。それにより日本の資本が大量にシベリア開発に導入できる。第二に石油やガスを日本が購入する可能性が高くなる。第三に太平洋艦隊の更なる縮小が可能となり、米との関係が改善する。第四に中露国境に兵力を移せる。現在中国人の越境に頭を抱えている露であるが、今後の中国の国内事情から露側への越境(難民も含む)が予測されている。汚染されてない露の農地に中国人が目をつけている。露では中国人の土地所有は禁止されているが、影のスポンサーとなっている農地が増加している。等々の解決に日本との平和条約は必須である。

 冬に向かいガスを止められたウクライナは大変であるが、国家である以上自分たちで解決の道を探さねばならない。冷たいようだこれが国際社会の現実である。

コメント (1)
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