国会前で安保関連法に反対する大規模デモがあった九月十六日、機動隊員に暴行したなどとして十三人が警視庁に公務執行妨害容疑で逮捕された。
処分保留で全員釈放されたが、その一人は、八月下旬から九月上旬にかけて国会前でハンガーストライキをして同法反対を訴えた大学生の男性(19)だった。現場で何が起き、身柄拘束中にどんな経験をしたのか。会って、話を聞いた。 (小松田健一)
安保法が成立する三日前の九月十六日、与党が採決へ向けて参院特別委員会の締めくくり質疑を行う動きを見せ、委員会開催を阻もうとした野党との攻防は翌日未明まで続いた。国会前には学生グループのSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)をはじめ多くの市民がデモに詰め掛け、男性も夕方から加わった。
「雨の中、国会正門前につながる歩道は、湯気が立ち上るほどの群衆。人が増え続け、いつの間にか車道近くまで押し出された」。人が折り重なって倒れる事故が、いつ起きてもおかしくない状況だった。
警視庁はデモ参加者が車道へ出るのを防ごうと、十台以上の大型バスをすき間なく並べ、機動隊員が隊列を組んでいた。「これ以上押し出されないよう両隣の人と腕を組み、機動隊員に背を向けて立っていた」「バスをどけろ」。参加者たちの怒号が上がる中、男性は人混みにわずかな空間ができたのに気づいた。「こっちが空いてるよ、と周囲の参加者に知らせるために腕をほどいて手招きをしました」
「扇動だ」。背中越しに機動隊員の叫び声が響き、シャツのえりをつかまれ、路上に倒された。「何が起きたか分からなかった。複数の機動隊員に蹴られたり殴られたりした」。眼鏡は外れてフレームが大きく曲がった。逮捕されたのは午後九時ごろだった。 続く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/CK2015102902000128.html
翌十七日未明に中央署へ移送され、機動隊員の体を背中で押した公務執行妨害容疑での逮捕だと説明を受けた。取り調べを担当したのは、警視庁公安部の年配警察官。容疑について聞かれた時間はわずかで、大半は所属組織など背後関係を問う内容だったという。
「大学や出身地の話題も振られたが、自分が何か話して逮捕されたほかの人に迷惑がかかってはいけないと思い、黙秘した。現場は身動きできるような状況ではなく、機動隊員に手は出していない」と主張する。釈放されたのは九日後の同月二十五日だった。
男性は体重五〇キロ弱と細身、色白で「闘士」のイメージには遠い。ハンストという手段を選び、その後も活動を続けたことについて「重要な政策を多数決で決めようとする政府に、強い手段で抗議しなければという思いがあった」。
「過激派など特定組織に所属したことはない。おかしいと感じたことに声を上げたら、あんなめちゃくちゃなことをされるとは思わなかった。これでは多くの人が萎縮する」と警備方針の見直しを求める。体にできたあざは数日、消えなかったという。
<ジャーナリストの大谷昭宏さんの話> 偶発的な逮捕ではなく、ハンストに参加した学生ということで、警察当局が情報を得るためにマークしていたのではないか。明らかに過剰警備だと思う。シールズもそうだが、組織化されていない運動の実態をつかめない焦りが背景にあると思う。
元スレ:・東京新聞:国会前デモで逮捕された学生「重要な政策を多数決で決めようとする、許せなかった」
民主主義が理解できていないのか?選挙権が18歳以上になれば少年法のあり方も変える必要がある。権利と責任(義務)とは同じコインの裏表の関係にあるためだ。
しかしこの様な基本的なことが理解できず社会に出ている方が多いのも事実。民主主義の本質は多数決であることが理解できていないとは。
小学校中学校と義務教育で学び損ねたのか?独裁政治に憧れているのかな?中国は共産党独裁政権だから中国に移住してはどうか?言論の自由はないぞ!韓国もいつの間にか言論の自由のない国(産経新聞問題で)と言うことが日本でも明るみになってきた。
このような基本的な事が身に着いていなくて大人になった方が意外に多いことに驚く。基本的な事が身に着いていないので、左翼のその夢物語に騙される。そして直ぐに論破され、相手を怨む。よくあるパターンである。特徴は情弱でありTVの言うことが正しいと思い込んでいる連中である。情報を比較検証すれば、自ずと理解できるのであるが「めんどうだ」とか言って自ら調べようとしない輩に多い。
意外に50代60代にも多いのに驚く、まあ全学連の世代か?その子供や孫がこのように民主主義を否定するようだ。家庭教育の重要性を改めて認識し直すことになる。
このblogでも採り上げたが、日本と米国とが戦争をしたことを知らない大学生も多い。問題である。