産総研:レアアースを添加せずに窒化物で世界最高水準の圧電性能を実現
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2016/pr20160318/pr20160318.html
ポイント
•窒化アルミニウムにマグネシウムとニオブを添加して世界最高水準の性能を持つ圧電材料を開発•レアアースのスカンジウムを使わずに安価なマグネシウムとニオブで圧電性能を向上
• 次世代通信機器用の高周波フィルターやセンサーネットワークへの利用に期待
概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)製造技術研究部門【研究部門長 市川 直樹】センシング材料研究グループ上原雅人 主任研究員と秋山 守人 副研究部門長らは、株式会社 村田製作所【代表取締役社長 村田 恒夫】(以下「村田製作所」という)と共同で、高価な元素を使わずに、窒化物として世界最高水準の性能をもつ圧電材料を開発した。
圧電材料である窒化アルミニウム(AlN)は高いQ値を持つため、モバイル通信用のFBAR高周波フィルターに使用されているが、今後の通信方式の進化に向けて圧電性能の向上が求められている。レアアースの一つであるスカンジウム(Sc)を窒化アルミニウムに添加すると飛躍的に圧電性能が向上するが、スカンジウムは非常に高価であり、代替できる元素の探索が行われてきた。
今回、窒化アルミニウムに安価なマグネシウム(Mg)とニオブ(Nb)を同時に添加することで、スカンジウム添加窒化アルミニウムと同等レベルの圧電性能を実現した。この性能は窒化物の圧電材料としては世界最高水準であり、レアアースを含まずに安価に製造できるため、次世代の高周波フィルターへの応用が期待される。また、膨大なセンサーが必要とされるIoTやスマートマニュファクチャリングなどのセンサーネットワークの実現に向けたキーデバイスとしての利用が考えられる。
なお、この技術の詳細は、平成28年3月19日に東京工業大学(東京都目黒区)で開催される第63回応用物理学会春季学術講演会で発表される。
(以下略)
転載元スレッド:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1458390884/
レアアース不要の代替品の高性能な製品を実用化した。これで中国のレアアース産業は浮上することが不可能になった。全てのレアアースの代替品が実用化できるのはまだまだ先の話であろうが、代替品が実用化された以上、中国のレアアース産業が崩壊したということである。
皮肉にも中国の恫喝の賜物である。日本人はその対策を考える民族である。大声で喚き騒ぐどこかの民族とは大きく異なる。中国はなぜ産油国で「日本への供給量だけは減らすな」と言われているか気にも留めなかったのであろう。
「中東に石油、中国にはレアアースがある」と言ったのはトウ小平だったが、その価値を中国共産党自ら台無しにしたな。
世界が日本を恐れている事のよい事例である。更に日本海の海底にレアアースは大量に有ると報道されていたが、これは実用可能なのか?需要さえあれば日本は何とか実用化するであろう。
中国は対日本戦略をもう一度見直した方が良いと思う。観光で日本や海外の観光地に来る中国人のマナーの悪さもが、世界的に評判になっている昨今。日本人の中国人嫌いも増加し始めている。
更に、台湾人観光客に嫌な思いをさせる例も増加している。台湾人と解ると日本人は急に笑顔になるそうだ。
中東の産油国は日本を「上客」として扱うが、中国のレアアース業界はそうではなかった事がこの悲劇を招いたようだ。レアアースも石油も買い手がいて初めて価値が出る。中国は共産主義のためこの原則が理解できなかったようだ。