東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

天竜や山河装い風に舞い

2022-11-22 | 安全保障
佐久間ダム

佐久間ダムは電源開発(株)
大学の同窓同期生を思い出した
同社に長年勤務した
彼は水力ではなく原子力のエキスパート


佐久間ダム 湖面


天竜川水系は電源開発(株)と中部電力(株)が開発した
水源の一つは諏訪湖
遠山郷も支流の一つ

佐久間ダムは35万kW 1956年竣工
ボクの少年時代にも佐久間ダムの名称は記憶に残っている
1956年、国家の重要プロジェクトだったのだ
電源開発担当分の天竜川水系9基のダムを合わせた総発電容量は172万kW
フル稼働で原発2基分弱


天竜川の流域図


佐久間ダム湖


佐久間ダム 正面図



浜岡から浜松経由で来た
佐久間ダムからバイクで上流に向かう
風を直接体に受けて紅葉を装う天竜川を遡るのは爽快だ

天竜や山河装い風に舞い (歳歳)

県道1号線
天竜川を上流に向かって左側を通る
混乱しやすいがいわゆる右岸
県道1号と言うだけのこともあり、昔から天竜川の開発に欠かすことができない重要な道路だったのだろう

トンネル内は狭くダンプカー1台分の幅
トンネル内に避難所がある
ダンプとすれ違ったときはヒヤヒヤした
対向車が来ないかと気が気でなくスリル満点
鹿児島開聞岳を一周したときのトンネルを思い出した

道路はダム湖に沿って水平に延々と続く
県道1号は狭くトンネルが多く、またダム湖に注ぎ込む数多くの支流の凹凸を忠実に沿うため、ヘアピンカーブも多く一時も気が抜けない

天竜川のダム湖は細長く湾曲し両岸の山は高く、文字通り竜がうねっているようだ



本日通れます


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浜岡原子力発電所

2022-11-21 | 安全保障
見学施設 浜岡原子力館
中部電力(株)浜岡原子力発電所に隣接している
静岡県御前崎市


タワーを登ると眼下に発電所の全景が見える
ただし撮影は禁止

浜岡原子力発電所の概要
1号機 電気出力54万kW BWR 沸騰水型軽水炉(廃止措置中)
2号機 電気出力84万kW BWR 沸騰水型軽水炉(廃止措置中)
3号機 電気出力110万kW BWR 沸騰水型軽水炉(定検中)
4号機 電気出力111.3kW BWR 沸騰水型軽水炉(定検中)
5号機 電気出力138万kW ABWR 改良型沸騰水型軽水炉(定検中)

1号機2号機が廃止措置中とは勿体ないことだ
この温暖化ガス対策に重要な役割を果たす原子力発電所
廃止にするのなら代替の新規建設を考えた方が良い

第3、4、5号機は定検中となっている
原子力規制委員会が審査が遅い
民主党政権がこの理不尽な委員会を発足させた
エネルギーと脱二酸化炭素の切り札の原子力のブレーキをかけている
国民生活、経済、エネルギーセキュリティから一刻の猶予もないはずだ

いつ戦争に巻き込まれてもおかしくない状況だ
まずは再稼働を急げ
エネルギーの確保は喫緊の問題だ

海抜22mの防波壁

防波壁の鉄筋密度は凄い

原子炉の安全対策は幾重にも実施
モニタリングステーションも完備

海外輸入の脆弱性は残る


エネルギーの海外からの輸入先


再エネも導入


近くの御前崎灯台

御前崎灯台 夕刻



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伊方原子力発電所

2022-11-03 | 安全保障
四国バイクツアー
愛媛県の伊方原子力発電所へ行った
現在は3号機のみ運転とのこと
1、2号機は廃止措置
勿体ないことだ
エネルギーセキュリティには再稼働と新設がすぐにでも必要だ
安全性は格段に進歩している
何を躊躇することがあるのか
反対を叫んで我が国を弱体化する勢力に負けてはならない
エネルギーの安定確保は緊急の課題だ



発電所には意外に近くまで行けた
逆に考えるともう少し警備が必要ですね
ウクライナのように悪の軍団から防衛するためには自衛隊の直接警備が必要だ
原子力発電所の警備は喫緊の課題だ

博士過程が終わったあとに四国電力に就職する可能性があった
結局は東京横浜にある重工業に行った
就職は時の流れとちょっとした偶然が支配する
あれから半世紀近くの時が流れた



伊方原子力発電所
佐田岬半島の付け根にある



伊方原子力発電所
女川原子力発電所の立地とよく似ている





地層処分の技術は確立している



放射線の過剰反応はもう卒業しているはずだ
正確に防護するのみ

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樋口季一郞中将の銅像除幕式

2022-10-17 | 安全保障
さて先日10月11日に兵庫県淡路市多賀の伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)にて樋口季一郞中将の銅像除幕式があった。

今年7月下旬にバイク旅行で北海道に行き、石狩市八幡町にある樋口季一郞記念館を訪問した。館長の江崎さんから10月に銅像除幕式が樋口中将の生まれ故郷にて開催されると伺っていた。

そこで名古屋までフェリーで行き、バイクで現地へ向かった。

場所は淡路島にある伊弉諾神宮だ。古事記と日本書紀に記された国生み神話、伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の二柱をお祀りする神宮で、小生が子供のころから身近にある日本最古の神宮だ。

以前にも述べたように、樋口季一郞中将の後世に残る業績は第二次世界大戦時のシベリア鉄道経由のユダヤ人救出ルートを確保した人道主義にある。また終戦直後にソ連(現ロシア)が千島列島東端の占守島(しゅむしゅとう)に上陸作戦を開始したことに対して断固反撃を指揮し北海道の分断と占領を阻止したことにある。経緯はそのタイミングにあるが、北海道は現在のウクライナのようにロシアの暴挙によって分断される寸前であった。

樋口中将はユダヤ人とイスラエルに命の恩人と大いに感謝され顕彰されている。今回の銅像建立にあったっては海外からの協力が大きかったと伺った。海外、地元と全国から250名程度の参加があった。

伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)
兵庫県淡路市多賀



伊弉諾神宮の由来




神事



樋口中将のお孫さん 樋口隆一明治学院大学名誉教授
除幕式 ご挨拶


除幕式後の記念撮影


樋口季一郞中将
等身大の銅像


銘板

記念式典



淡路島の風景は奈良の飛鳥地方によく似ている
棚田と瓦屋根の家々
大和と淡路は風景に類似性がある

地殻の凹凸がもたらした地形
これは東西圧縮のシワ理論で説明されている

この旅で後は四国に向かった

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占守島(しゅむしゅとう)の戦い

2022-08-18 | 安全保障
北海道東岸標津より国後(クナシリ)島を望む


ソ連(ロシア)対日参戦は昭和20年(1945年)8月8日に宣戦布告
日ソ不可侵条約は破棄
事前にルーズベルト大統領チャーチル首相と合意

8月15日終戦の詔書と玉音放送
日本の無条件降伏
皇居内でのクーデター未遂は映画「日本のいちばん長い日」に詳しく描写されている

8月15日を過ぎてもソ連(ロシア)は満州、樺太、千島列島へ雪崩の如く侵入し虐殺を繰り返した
千島列島の東端、占守島(しゅむしゅとう)の戦いは昭和20年(1945年)8月18日~8月23日
樋口季一郎中将が指揮した
徹底抗戦した

ロシアは約束を守らない
ロシアは条約を守らない
ロシアは無抵抗者に残忍である
ウクライナでも同じだ
殿(しんがり)の戦でも軍事力を残さないと悲惨な結果になる

北海道は辛うじて日本に残った



占守島(しゅむしゅとう)の戦い



占守島(しゅむしゅとう)の戦い


終戦の詔書

終戦の詔書

終戦の詔書


旧近衛師団司令部跡



宗谷岬から樺太(サハリン)を望む


斜里町のライダーズハウス
寝心地は良好


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樺太(サハリン) LNG船

2022-08-09 | 安全保障

宗谷岬先端
間宮林蔵の銅像がある

樺太(サハリン)南端と宗谷海峡
LNG船が見える


高台の宗谷岬丘陵に立つとサハリンの陸地が鮮明に見える



翌朝は曇りでサハリンは見えない


宗谷岬と樺太(サハリン)南端との距離は43km
先月末の北海道バイクの旅で宗谷岬からサハリンの陸地が見えた
その宗谷海峡をLNG(液化天然ガス)船が通過しているのが見えた

サハリン2プロジェクトはサハリンの北東岸沿いにある
この船体は遠方から見て喫水線上が高い
LNG球形タンク船のようだ
多分日本海側からサハリン北東岸に向けて航行する空船だろう
ロシア沿海州か中国の日本海側にLNGの荷下ろしをしてサハリン北東岸に向かうのだろう
もしかしてまだ契約分のLNGを日本に荷下ろししたのかも知れぬ
いずれにしてもサハリンにはエネルギー資源が豊富にある

欧米の有力企業はサハリン2プロジェクトから既に撤退を表明した
日本はまだ権益に未練がある
現状ではプーチンロシアから拒否されるだろう
エネルギーの現状は戦時期に近い
早めに見切りをつけ原子力エネルギー利用に重点を切り替えるべきだ
親中国の岸田政権は何をモタモタしている
岸田氏は早く退陣し、高市さんなどまともな自民党議員に政権を移管すべきだ

宗谷岬丘陵は風力発電地帯

15年ほど前の稚内での学会に来たとき、稚内の担当者から、もし移住してくるのならこのあたりの20ヘクタールの土地を貸してくれるそうですよ、と伺ったことを思い出した。冬は厳しそうだ。



白い道


宗谷丘陵の「白い道」はバイクライダーの聖地と言われる
ホタテ残渣の貝殻を粉砕して敷き詰めたそうだ


樺太記念館は稚内市にある

アイヌは樺太南部にも住んでいた

樺太は地下資源の宝庫
明治から昭和にかけて石炭を産出していた
1945年終戦直前から9月にかけて満州、樺太、千島などソ連ロシアの蛮行を忘れてはならない




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樋口季一郞中将と北海道

2022-08-03 | 安全保障

 


 



 樋口季一郞中将は、ソ連(ロシア)が北海道を占領するのを防いだ恩人である。

 日本がポツダム宣言を受け入れて昭和20年8月15日に天皇の玉音放送があり、連合軍に降伏した。8月15日以降に武装解除する予定であったがソ連(現在のロシア)が千島列島東端の占守島(しゅむしゅとう)に上陸作戦を開始し、攻撃を開始し、1945年(昭和20年)8月18日 - 21日にの間、占守島で大規模な防衛戦を行った。留萌釧路ラインの北側、もしくは北海道全島をソ連の占領下に置かれる予定だった。
樋口季一郎中将は第5方面軍司令官・参謀長として北方の防衛を担当し、ソ連(ロシア)の終戦後の無謀な北方侵略に対し、8月18日以降の占守島・南樺太防衛戦を指揮し、抵抗戦によりソ連の侵略の速度を遅らせた。北海道石狩市にある樋口季一郎記念館館長の江崎幹夫さんのお話によれば、連合国のマッカーサー指令官に2度に渡り打電し、ソ連の野望を阻止したとのこと。それは樋口中将が主に情報関連の武官であったため、連合軍への通信ルートを熟知していたこと、ただし情報系では中将までで大将にはなれなかったことなどを伺った。





樋口季一郎記念館 江崎幹夫館長
北海道石狩市


 他にも重要な行動がある。それ以前に満州に赴任していた1938(昭和13)年3月、樋口は満州国との国境にあるソ連領オトポール駅からヨーロッパからのユダヤ人難民を満州に受け入れ、当時の東条英機参謀長と交渉し上海ほか米国へと避難させた人道支援を行ったことも特筆すべきことだ。これは「ヒグチルート」と呼ばれている。リトアニア領事館外交官杉原千畝のユダヤ難民の「命のビザ」発行の2年前にシベリア鉄道ルートが出来ていた。記念館の江崎館長によれば、杉原千畝も情報関連の武官だったことが最近判ったとのこと。 


ヒグチルート
ユダヤ人 避難ルート



 北海道を守った樋口季一郞中将の生まれが兵庫県淡路島の南部、現在の南あわじ市阿万上町の出身であることを知ったのはごく最近のことだ。近々、兵庫県淡路市にある伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)に樋口季一郞中将の銅像が建立されるとのことだ。戦後の教育では軍隊や日本軍の話はタブーにされ、樋口中将のことも殆ど知られないままに来た。敗戦濃厚となった時期にも家族を守るため必死に戦っていた日本人のことを忘れてはならない。南方、沖縄、本州に加え北方では満州、樺太、千島の防衛とシベリア抑留など苦難を乗り越えてきた。問題はあるにしても、特に国防を担当する軍隊を持たない国家が如何に悲惨な結末を招くことを忘れてはならない。

 小生の生まれ故郷は淡路島にある。北海道に関して、司馬遼太郎の「菜の花の沖」の小説にあるように、江戸時代末期に北前船を繁栄させエトロフ、クナシリまで開拓しロシアとも交渉した淡路の出身者である高田屋嘉兵衛がいる。加えて樋口季一郞中将の業績も見直されていることは誇りにしてよい。


バイクで苫小牧から石狩市まで


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映画 ドンバス

2022-06-04 | 安全保障

ドンバスはウクライナの南東部
ドンバス地方とはドネツク州とルハンスク州を含む
映画「ドンバス」は2018年の作品
ロシアのウクライナ侵攻が始まって急遽6月3日から再公開された
監督・脚本はセルゲイ・ロズニツァ
ロシアのクリミア半島併合は2014年
ロシアのドンバス侵攻問題は2014年から始まっている

内容は酷いものだ
ロシア系住民が多数住んでいるところで親ロシアの政権を樹立する
ロシアがウクライナをナチと呼ぶ手口がわかる
ロシアが俳優を使ってプロパガンダ映像を作る
反ウクライナを煽る
ウクライナ兵士へのリンチが悲惨である
ロシアの手口がナチスそのものであるのにウクライナに転嫁する
マスコミを使い誘導する
ロシアの大衆は信じ込む

日本もコロナ禍は作られた
マスコミと政府が恐怖を煽り一般人を誘導する
マスクが取れない
自分で判断できない

ロシアや中国北朝鮮の強権国家は自国の周辺地域に自国民を送り込む
多数を居住させる
トラブルが発生する
その住民保護を名目に軍隊を送る
核爆弾を使うぞと脅かす
広島長崎の悲惨さを出しても彼らは意に介さない
場合によっては核兵器を使う
これは脅しではない

日本の政治家は利権やハニートラップ弱い
自分の国は自分で守る
経済を立て直せ
軍備を整えよ
集団安全保障
強権国家に蹂躙されてからでは遅いのだ



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君の瞳 ウクライナの涙

2022-04-24 | 安全保障

君の瞳に恋してる 春の訪れ
蔵王のエコーラインが開通した
頂上まで車で行く
蔵王の御釜
エメラルドの瞳

瞳から涙が落ちる
ウクライナの涙
今ウクライナが必要なものは
武器と食糧
狂人プーチンロシアに抵抗する
兵站が必要
ウクライナが落ちると民主主義の終焉が来る
ウクライナ4,400万人を泣かせるな
ウクライナを殺すな

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知覧の特別攻撃隊

2022-04-21 | 安全保障

開聞岳
鹿児島県薩摩半島
知覧の飛行場を飛び立った特攻機は開聞岳の西側を通り、沖縄に向かったという。


知覧特攻平和会館

日本軍特攻隊戦死者 海軍2531名、陸軍1417名、計3948名 
(日本戦没者合計 310万人)
うち沖縄戦陸軍特攻隊死者 1036名 
(知覧特攻平和会館HPより)
米軍の沖縄上陸の同時期に1945年(昭和20年)3月26日から始まり7月19日 まで特攻作戦が実施された。知覧からの特攻で439名が戦死した。 

知覧特攻平和会館の前
富屋食堂のおかみさんと出陣前の特攻隊兵士の碑と石原慎太郎氏の文章が残っていた。

前途有望な多くの若者を失った
戦争になれば家族や愛するものたちを守るために出陣する
国を守るとはそういうことだ

ウクライナを侵略する狂人プーチン国家ロシア
日本はロシア中国など独裁国家の標的になる
集団自衛を強固にすること
自衛の軍隊を強固にすること
核武装も辞さないこと
反撃する軍事力がなければ一気に蹂躙される
憲法9条などとお花畑とは決別
戦後77年
平和の時代は夢のようだった
次の暗黒の時代が始まった
政治力を磨け
侵略に備えよ!
知覧に一泊し、早朝にバイクで近くの富屋食堂を訪れた


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