先週、産官学連携フェアが仙台川内国際センターで開催された。
久しぶりに説明を担当した。
「奇跡の一本松」は陸前高田の復興のシンボルだ。炭素繊維複合材(CFRP)を用いて補強された。
宇宙航空開発機構(JAXA)の百戦練磨の技術集団OB、および大学OBがアドバイザーとなり、財団が問題解決の枠組みを作り、専門家に依頼して総合的に対応策を見出す、いわゆるソリューションの提供も事業形態の一つだ。この集団は傾斜機能材料に長年取り組み、CFRPも経験が多く、航空宇宙の技術を環境エネルギーや他の科学の分野に適用を進めることで世の中に貢献できる。
今回は奇跡の一本松の再生に関して、東北大学の流体力学の専門家が風洞実験を行い、また流体励起振動に対応する構造強度評価も他の専門家が行い、一本松の構造強度の問題に対応した。
技術的なサポートを通して、奇跡の一本松が再生と希望の象徴として生き残ることを望む。