先日は自転車(ロードバイク)で気仙沼まで行った。ルートは仙台から45号線沿いに南三陸町の志津川を経由して気仙沼までだ。このコースは2017年3月に初めて行ったので3年ぶりだ。走行距離は120~130km程度。
2011年の震災直後の南三陸地区の支援ということで、大学の方針もあって2012年から2013年にかけて南三陸町志津川の入谷小学校跡を拠点にして卒業研究を担当した。テーマはバイオマス利用に関連して熱電変換、スターリングエンジン、それに食品、薪と灰などの放射線計測と盛りだくさんで4年の学生と大学院生がメンバーだった。震災直後でガリバーから寄付されたワゴン車に乗って毎週通ったことを思い出す。ボクの最後の勤務の仕上げだった。
南三陸の志津川地区の復興は随分進展し、護岸工事はほとんど出来上がりこの9年間の月日の流れを実感する。周囲の盛り土が非常に高くなっており、最後まで避難誘導の防災放送をしていたことで知られる防災庁舎跡の3階建ての鉄骨は低くなったように感じた。かつて7年前に学生たちとよく昼食に行ったさんさん商店街は立派になった。そこは3年前2017年には人があふれていたが、今回は武漢ウイルスの全国一斉自粛の影響か少し閑散としていた。
また南三陸を中心とする海岸沿いの鉄道はBRT(Bus Rapid Transit)システムというバスに変わったことも時代の流れかも知れない。
もうすぐ 3.11が来る。