Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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ミニカーの塗り替えのご依頼をいただいております

2023-02-19 20:36:34 | 1/43 Toyota Corolla ALLEX

本日2回目の更新は自分が乗っておられたToyota Corolla ALLEXと同じ色に塗り替えをご希望です。
このお客様はミニカーは手に入れられたらしいのですがボディカラーが赤い物しかないらしく・・・当時乗っておられたベージュメタリックにして欲しいと言うことです。
お客様にとっては何か思い出深い車なのだと思います。

ミニカーはコレです。
すごく精密なモデルというわけではありません、普通のダイキャストミニカーです。

お客様の実車は・・・こんなカラーです。
そう言えばこんなカラーの車・・・有りましたね。
でもこのカラーがなかなか難しいのです。

早速ホームセンターに走って・・・(今朝のホームセンター回りは実はこれだったのです)塗料探しです。
イメージだともう少し赤みの少ないゴールド寄りだったような気がしますが・・・

お客様に伺ったところベージュメタリックでカラーコードは4P7らしいのですが・・・
ホームセンターで探しますと・・・4M7か4M9しか見当たらないのです。
感じとしては4M9の方がそれらしく感じますが・・・もう少しゴールドっぽい記憶なんですけどね。
でも、2020年3月に廃番予定・・・ということはもう廃番になっていますね。
もう一軒のホームセンターではこの4M7も4M9も見本がなかったんです・・・ということはもう完全に廃番ということなんですね。

仕方がないので雰囲気的に近いベージュメタリックを2本買ってきました
感じとしては日産のライトゴールドの方が近いかな〜(笑)

しかし、PCのディスプレーの色味が違う場合もありますので・・・
なんとかならないかな〜とネットで探しますと運の良いことにベージュメタリックの4P7を発見しました。
取り敢えずこれを注文してみました。
おそらくメタリック粒は合わないでしょうけど・・・最悪色味がわかれば良いのでね。

朝のうちに調べて・・・下の写真の画面ではまだ注文を確定していません(笑)
午後、厨房係が終わってから注文を出しておきます。
即注文しますと頭の中で考えがまとまっていないので無駄な買い物になることもありますから・・・ここは慎重にね。

夕方には発送しましたというメールが届きました・・・今日は日曜日なのに対応が早いですね。

塗料の手配がつけばまずミニカーの分解ですね。
裏板は1つのビスで止まっていますが・・・シャーシが外れません。
中の様子を覗きますがなかなか見えないのです・・・後ろ側にはビスは無さそうなのにね〜。

仕方がないので室内のパーツを先に抜き出しました。
シャーシとコクピットのパーツは瞬間接着剤で止められていまして「バキッ」という音と共に外れました。
ダッシュボードの上がグロスブラックで塗られているのはご愛嬌ですね。
ここはフラットブラックに塗り替えなければなりません。

コクピットのパーツが外れてもシャーシとボディが外れません・・・
なぜなら・・・
後ろはナンバープレートの裏側に出っ張りがボディを貫通していましてシャーシに付いているステーを貫通しています。
しかもエポキシ系の接着剤がべっとり付けられているらしくシャーシと一体になっていて剥がれません。
この後なんとか外して分解しました。

このミニカーの細かな部品はボディを貫通した足を焼き止めして組み立ててありました。
焼き止め部分をリューターで削って部品を外してゆきましょう

ドアミラー片側とワイパーの片側は瞬間接着剤が併用されていましてちょっと苦労しましたね。

例のシャーシを固定していたナンバープレートですが・・・
ボディの裏側から小さなハンマーで叩いたら外れましたのでまあ良かったです・・・ただし
組み立ての時にどうしましょうかね・・・
このままではナンバープレートの厚みがありすぎるのです・・・。
まあ少し考えましょう。

ボディの分解は終了です。
バラバラになってしまいました・・・

ボディの塗装を剥がす前にやらなければならない事があります・・・
このボディにはタンポ印刷が2箇所あります・・・
トヨタのマークとALLEXの文字です。
ボディの塗装を剥がしてしまう前にそのデカールの準備をしておかなければなりません。

デカールはシルバーの物とフラッシュシルバーの物を準備おしておきました。
実車の写真ではトヨタのマークもALLEXの文字もメッキのエンブレムが付いているので出来る事ならフラッシュシルバーのメッキ調のものを使いたいですね。

そしてボディの塗装を剥離します。
ダイキャストのボディなので剥離剤を使えば数分ではげてしまいます。
まだ細かな部分には塗装が残っていますのでさらに処理を進めましょう。

続いていつもの様にサンドブラストをかけます。
もうこれで塗装は全く残っていません。
この後エアで砂埃を飛ばしまして水洗いしてから乾燥機で乾燥させます。

塗装を剥がしたボディをよく見ますと・・・ドアハンドルの部分に凸の線が入っています。
おそらく塗装をしますとかなり厚みが付きますからボディのプレスラインの峰を綺麗に見せようと凸線が入れられているのだろうと思います・

しかしながら・・・ちょっと強すぎるので削りました。
ただし塗装後にも峰が見えるように角をつけて削っています・・・。

ウォッシュプライマーを塗ってから下塗りをします。
中研ぎをしてからグレーのサフを塗って硬化を待ちましょう。

本日はここまでですね。
下塗りまで進みましたのでこの後は塗料が到着するまで少し待ちましょう。


ウインドウの周囲のパテ処理をします

2023-02-19 20:29:30 | Hino Samurai

本日の山陰は午前中はまた雨が降っていました。
昨日よりもちょっと強い雨でしたね。

いつもの様に前の道路は部分的に5cmほど水没していました。
午後からは曇りになって夕方には少し晴れ間が見えてきましたね。
このまま回復するといいのですけどね・・・。
明日は曇りで明後日は曇りと小さな雪のマークが付いています・・・また寒くなるのでしょうか??

さて今日は出勤してからすぐにホームセンター回りです。
塗料を探しに行ったのですが・・・発見できず。
どうやら2020年で廃番になってしまったらしいのです。
まあこの件にいては後ほど2回目の更新で書きましょう。
ホームセンターから戻ってきますと家内の友人がちょっと寄ってくださいと言うお誘いがあったらしいのです・・・また松江まで出かけました。

戻ってきますともう厨房係までに時間があまりありません・・・(汗!)

厨房係を終えてアトリエに戻りますともういつもの時間です。
ここからが本業の時間ですね。

ヒノサムライのサイドウインドウの内側に盛っておいたパテが硬化していますのでパテの整形からが本日の仕事です。
本当ならここはメタルを盛るか真鍮版をハンダ付けしたいところなんですが変にメタルを盛って溶かしますと微妙なラインが崩れてしまう恐れがありますのでここはじっと我慢をしてパテで進めます。

続いて細かな気泡を埋めるためにグレージングパテを盛りました。
まあこれは擦り付けるように薄くしか付けてないのです。
ついでにドアの筋彫り部分もこれで修正しましょう。

パテをつけますとボディは触れません。
今度はシャーシを触ります。
はて!?シャーシは終わってないか??
と思われるかもしれませんがまだやらなければならないことは沢山あるのです。
まずコクピット後ろ側のバルクヘッドのエンジンルーム側にはパイプフレームが見えていますのでそのパイプフレームをハンダ付けしています。
ちょっと見えにくいかもしれませんが・・・。

次に気になったのが・・・
シートの前側のフレームです。
このフレームは1.0mmの真鍮線で作っていますが、これから塗装をしますと少し太すぎる感じがするのです。
フレームはカラーが黄色なのでサフを塗ってホワイトを塗ってイエローを塗らなければなりませんから・・・

それなら0.7mmの真鍮線で作り直しておいた方が良い感じがしますね。

こんな感じで作った時はこれで良いと感じても後で・・・ちょっとね〜・・・と言うことはたまにあるのです。
後々気になるのであればやはりやり直しをしておきましょう。
おまけにこのヒノサムライは1.3Lのエンジンを使った軽量級(!?)のレースカーなのでフレームだってもう少し華奢な方が感じが良いと思うのです。
まあレースカーなので強度は大事なんですけどね。
右が0.7mmで作り直したものです・・・少し華奢な感じが出てますかね〜??(笑)

さて次は新しく始めるミニカーの塗り替え準備をしましょう。
後で本日2回目の更新をします。