入院日記60日 リハビリ9日目

今日は桃の節句。
今日のお昼ご飯。



ちらし寿司。
いつも栄養課の方々が考えてくださり、ありがたいなーと思う。

リハビリはお休み。
談話室に行くと、同じ頃に入院した方々がお話中。
整腸…食物繊維追加のために買ってきた蒟蒻畑をご一緒に食べながら、それぞれの方々のこれまでの人生と、これからの不安などを話し合う。
お互いにお互いの言葉を、そのまま素直に受け止めあう。
ここはこうした方がいいんじゃ とかは、絶対に言わない。
いや、言えない。
入院してみて、私はなんて傲慢だったのだろうかとつくづく思う。
昨日も書いたけど…。

寄り添うって、そういうことかもしれない。
ああしろ、こうしろ、こうした方がいいんじゃないとか、何も言わずに、その言葉をそのまま受け止める。
だって、怪我をした皆さん、もうしっかり頑張っておられるんだもの。
リハビリって痛みを伴う場合もあるし、痛いと辛いし、できないと ← だって怪我の前だったらとても簡単なこと…
簡単だったことだからこそ、できないことが悲しくなるし。
80歳を過ぎておられる方も、一生懸命動けるようになろうと頑張られている。

できましたね！
とか、上がるようになりましたね！
と、褒めることはできるけど、頑張れとは言えない。
その言葉自体思いつきもしない…な。

今で思うと「頑張れ」という自分。
最低でも普通のカラダの状態で、もっと頑張れる余白のある方には「頑張れ」はまだ使えるかな？
「良いことを言う自分は良い人」だと、自分が思うために発しているんじゃないか？！

うわっ
めちゃくちゃ恥ずかしい。
良い人ぶってる自分…。
今日の出来事のやり取りで思ったことでした。

私は「応援」と「寄り添う」ことの違いを学ぶことができただろうか。

さて、明日の朝は採血。
術前の検査で貧血だったから。
その後の入院食で改善できていたら良いな。
来月、行く予定のアメリカボルダーは標高1,600mを超えるので、この左手もどこまで使い物になるかかなり怪しいが、貧血状態で行って酸素足らずにもっとクラクラになるのが恐ろしい…と主治医に相談。
採血して確認してくださることとなりました。
良くなっていて欲しい…
願いながら、早々にやすみます。
おやすみなさい。