2009年1月1日以降に長野県内で初公開された作品の中から、私が映画館で観賞した作品を対象に、2009年の映画マイベストを振り返ります
その前に、よろしければこちらもご覧ください→ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン 募集中!!
さて、2009年の外国映画ベストテン、日本映画ベストテンをそれぞれ選出します。
******
外国映画ベスト10 (観賞本数 26→2009年外国映画鑑賞リスト)
1位
グラン・トリノ [米/クリント・イーストウッド]
「イーストウッド」という伝説
2位
スラムドッグ$ミリオネア [英/ダニー・ボイル]
恋はエネルギッシュ
3位
その男ヴァン・ダム [ベルギー他/マブルク・エル・メクリ]
B級映画への自分の愛の深さを知る
4位
レスラー [米/ダーレン・アロノフスキー]
アンチ「ロッキー」の本作からニューシネマの再検証へと勝手にアメリカ映画史へのロマンに浸った
5位
愛を読むひと [米/スティーブン・ダルドリー]
「歴史の客観視」と「言葉の伝達」と「男と女」
6位
レッドクリフ Part2 [中ほか/ジョン・ウー]
愛のダイビング・ローリング・キャッチが決まった瞬間に全てが輝き出した
7位
チェンジリング [米/クリント・イーストウッド]
精神病院で反抗するシーンにゾクゾクし、患者たちを解放するシーンで嗚咽
8位
エグザイル/絆 [香港/ジョニー・トウ]
アンソニー・ウォン編集長の「月刊エグザイル」なら定期購読する
9位
悲夢 [韓/キム・ギドク]
頭おかしいのが普通になってきた
10位
マイケル・ジャクソン THIS IS IT [米/ケニー・オルテガ]
ポー
******
日本映画ベスト10 (観賞本数14→2009年日本映画鑑賞リスト)
1位
buy a suit スーツを買う [市川準]
巨匠の遺作から、自主映画を作り続ける事への自信をもらった。
2位
サマーウォーズ [細田守]
素直に一番面白かったの選べばこれでしょう
3位
空気人形 [是枝裕和]
はずさない是枝監督。ペ・ドゥナの天才女優っぷり。リー・ピンビン師匠のカメラは自作品への影響かなり大
4位
劔岳 点の記 [木村大作]
デキのいい悪いとかでなく、偉業の目撃者になった気分になれる
5位
ウルトラミラクルラブストーリー [横浜聡子]
完成された作家にはない面白さ。一番応援したい監督
6位
風が強く吹いている [大森寿美男]
ハーフマラソンに出て、フルマラソンにエントリーして、この映画観て、漫画版読んで、原作買った。はまりすぎか
7位
ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ [根岸吉太郎]
だめ男っぷりが観てて楽しすぎる
8位
ディア・ドクター [西川美和]
脚本構成と音響の使い方が巧くて、俳優はみんな輝いて見えて、これであと映像面のインパクトがあれば
9位
カイジ 人生逆転ゲーム [佐藤東弥]
グダグダな脚本にヘロヘロな演出だが、藤原竜也VS香川照之の顔面アクション対決が悪魔的な面白さだ
10位
のんちゃんのり弁 [緒方明]
働く事、金をもらう事などに対して、教訓になる映画だった
日本映画はたった14本鑑賞でベストテンかよ、と自分でも突っ込みたくなりますが、キネ旬あたりのベストテンと己との比較を楽しみにしているので、自信をもってこれが俺のベストテンだ!と発表させていただくことにしました。それに鑑賞本数に比して当たりが非常に多かったのが2009年の日本映画。仮に50本くらい鑑賞していたとしても8位までの作品はベストテン入りを悩んでいたと思います。正直、外国映画の方がなんだかパッとしませんでした。外国映画の3位が6~7位くらいに収まって、それより満足度の高い作品がズラリと並んで欲しかったのでした。もっとも「アバター」「母なる証明」など、これから鑑賞予定なので、順位変動あるかもしれません。
ともかくたった14本鑑賞ながら日本映画の面白かった2009という印象です。そんな中で日本映画一位はあえて完成度の高さとかそういう観点でなく、個人的な感銘の大きさから選びました。市川準監督の結果的に遺作となってしまった自主映画です。
金とか技術とかスター俳優の存在とかよりも、映画にとってもっともっと大事な事をあの映画は教えてくれました。今年、2本の自主映画を作り、来年も2~3作は撮るぞという決意と勇気を与えてくれたのは市川準監督でした。自主映画人であることの誇りを持つ事ができました。
外国映画がパッとしない・・・とは言ったものの、一位はやはり別格。個人的にはイーストウッドはもう黒澤、小津、ベルイマン、ヒッチコックと同格です。90年代の「許されざる者」がピークかと思っていたら5合目くらいにすぎなかったのだから、「グラン・トリノ」を撮り終えた今でもまだ7合目くらいなのではないか・・・としたらこの人はどんな高い頂きに登っていってしまうんだ・・・。「将来が楽しみな80歳の巨匠」こんな人間が世界にはいるのです。
****2009年、一番心に響いた映画人の言葉
----映画「buy a suit」のパンフレットに掲載されていた市川準監督のメッセージ-----
「映画」という概念自体が、かなり変質しているので、何を指して映画の可能性と呼ぶか、判然としないが、私としては、ひとりの作家の本当の「個性」が焼き込まれているものが「映画」だと思うし、個人の「無秩序」が許される場所が、映画と言う場所だと思っている。
だから、映画を愛する人のすべてが、自分の為にだけ映画を作ることができるし、その「固有」の映画の創造を阻むものがあってはいけないと、基本的に思う。そして結局、作ることと作らないことが、等価である位に、絶対の自由を謳歌している映画だけが、人をうつことができると思うし、そういう「解放区」にだけ、いま「映画」の可能性があるような気がする。
******
2009年 名シーン ベストテン+1
「グラン・トリノ」でチンピラどもがイーストウッドにビビりまくるシーン
「グラン・トリノ」でイーストウッドが顔プルプルピクピクさせて怒りを表すシーン
「レッド・クリフ Part2」で落下する小喬さまをダイビング・ローリング・キャッチする周瑜閣下
「レッド・クリフ Part2」で周瑜閣下が団子を一気食いするシーン
「スラムドッグ$ミリオネア」のエンドクレジットのダンス
「劔岳」のエンドクレジットで「仲間たち」と出てきた瞬間
「カイジ」より、顔面アクションとナレーションで延々繰り広げられるEカード対決
「その男ヴァン・ダム」で、ヴァン・ダムファンの銀行強盗がジョン・ウーをけなすシーン
「風が強く吹いている」で小出恵介の回想で林遣都が漢の顔になっているところ
「buy a suit」で、友人からの手紙を三人が無言で回し読みするシーン
「チェンジリング」でアンジェリーナ・ジョリーが精神病院で反抗するシーン
******
ワースト
外国映画ワースト
1 DRAGONBALL EVOLUTION [米/ジェームズ・ウォン]
観る前から予想していたワースト1位だけど、そんなことよりユンファの枯れっぷりが猛烈に悲しい
2 007 慰めの報酬 [米/マーク・フォースター]
正直、この路線はもうやめてほしい・・・
日本映画ワースト
ワーストってほど酷いのはなかった
最低サブタイトル賞 「未来への最終決戦」
******
勝手に個人賞 外国映画篇
監督賞 クリント・イーストウッド (グラン・トリノ)
脚本賞 デイビッド・ヘア (愛を読むひと)
開き直った英語化になんとなく敬意を表したくて
主演女優賞 ケイト・ウィンスレット (愛を読むひと)
あんまし女の映画を観なかったので、他に思いつかん
主演男優賞 クリント・イーストウッド (グラン・トリノ)
他にはヴァン・ダムとミッキー・ローク、「エグザイル」のアンソニー・ウォンも。枯れた男の泣かせにやられた2009でした。
助演女優賞 マリサ・トメイ (レスラー)
脱ぐ女優は好きですか? はい好きです。
助演男優賞 マドゥル・ミッタル (スラムドッグ$ミリオネア)
インドのデカプリみたいな感じ。
作曲賞 ジェームズ・ニュートン・ハワード (ディファイアンス)
サントラ欲しい
******
勝手に個人賞 日本映画篇
監督賞 横浜聡子 (ウルトラミラクルラブストーリー)
buy a suitに撃たれた2009年。これからの作家へのエールで締めくくった市川準監督に敬意を表するなら、これから伸びを期待できる作家を讃えようと思った。
脚本賞 西川美和 (ディア・ドクター)
脚本のうまさばかり目立つ映画は順位を低めにするのです
主演女優賞 ペ・ドゥナ (空気人形)
圧倒的すぎました。2000年代のベストアクトといってもいい。
主演男優賞 浅野忠信 (ヴィヨンの妻)
浅野さんは「剣岳」もよかったです他には「ウルトラミラクル」の松山ケンイチも感動。「風が強く」の小出恵介と林遣都のコンビも
助演女優賞 余貴美子 (ディア・ドクター)
同じく「ディア・ドクター」から八千草薫さんも素晴らしかったです。
助演男優賞 香川照之 (剣岳)
他には岸部一徳「のんちゃんのり弁」、伊武雅刀「ヴィヨンの妻」、妻夫木聡「ヴィヨンの妻」なども
******
バカデミー賞
ワーストではなく愛し尊敬するバカたちを讃える賞です。
作品賞
「レッド・クリフ Part2 愛のローリング・キャッチ」
ノミネート 「カイジ」「サブウェイ123 激突」「エグザイル/絆」
監督賞 ジョン・ウー「レッド・クリフ Part2」
脚本賞 ジョン・ウー「レッド・クリフ Part2」
主演男優賞 藤原竜也「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート トニー・レオン「レッド・クリフ Part2」、アンソニー・ウォン「エグザイル/絆」、トム・クルーズ「ワルキューレ」
主演女優賞 リン・チーリン 「レッド・クリフ Part2」
ノミネート メリル・ストリープ「マンマ・ミーア」
助演男優賞 香川照之 「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート ニック・チョン「エグザイル/絆」、サイモン・ヤム「エグザイル/絆」
助演女優賞 ヴィッキー・チャオ「レッド・クリフ Part2」
最優秀クリーチャー Eカード対戦中の香川照之 「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート ファッキュー!と叫ぶ香川照之「カイジ」
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過去の年間映画マイベストテン記事
↓面白かったらクリックしてね
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
その前に、よろしければこちらもご覧ください→ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテン 募集中!!
さて、2009年の外国映画ベストテン、日本映画ベストテンをそれぞれ選出します。
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外国映画ベスト10 (観賞本数 26→2009年外国映画鑑賞リスト)
1位
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1f/50d04394ed205ac8c1f6cd7341b576bc.jpg)
「イーストウッド」という伝説
2位
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恋はエネルギッシュ
3位
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B級映画への自分の愛の深さを知る
4位
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アンチ「ロッキー」の本作からニューシネマの再検証へと勝手にアメリカ映画史へのロマンに浸った
5位
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「歴史の客観視」と「言葉の伝達」と「男と女」
6位
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愛のダイビング・ローリング・キャッチが決まった瞬間に全てが輝き出した
7位
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精神病院で反抗するシーンにゾクゾクし、患者たちを解放するシーンで嗚咽
8位
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アンソニー・ウォン編集長の「月刊エグザイル」なら定期購読する
9位
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頭おかしいのが普通になってきた
10位
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ポー
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日本映画ベスト10 (観賞本数14→2009年日本映画鑑賞リスト)
1位
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巨匠の遺作から、自主映画を作り続ける事への自信をもらった。
2位
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素直に一番面白かったの選べばこれでしょう
3位
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はずさない是枝監督。ペ・ドゥナの天才女優っぷり。リー・ピンビン師匠のカメラは自作品への影響かなり大
4位
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デキのいい悪いとかでなく、偉業の目撃者になった気分になれる
5位
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完成された作家にはない面白さ。一番応援したい監督
6位
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ハーフマラソンに出て、フルマラソンにエントリーして、この映画観て、漫画版読んで、原作買った。はまりすぎか
7位
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だめ男っぷりが観てて楽しすぎる
8位
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脚本構成と音響の使い方が巧くて、俳優はみんな輝いて見えて、これであと映像面のインパクトがあれば
9位
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グダグダな脚本にヘロヘロな演出だが、藤原竜也VS香川照之の顔面アクション対決が悪魔的な面白さだ
10位
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働く事、金をもらう事などに対して、教訓になる映画だった
日本映画はたった14本鑑賞でベストテンかよ、と自分でも突っ込みたくなりますが、キネ旬あたりのベストテンと己との比較を楽しみにしているので、自信をもってこれが俺のベストテンだ!と発表させていただくことにしました。それに鑑賞本数に比して当たりが非常に多かったのが2009年の日本映画。仮に50本くらい鑑賞していたとしても8位までの作品はベストテン入りを悩んでいたと思います。正直、外国映画の方がなんだかパッとしませんでした。外国映画の3位が6~7位くらいに収まって、それより満足度の高い作品がズラリと並んで欲しかったのでした。もっとも「アバター」「母なる証明」など、これから鑑賞予定なので、順位変動あるかもしれません。
ともかくたった14本鑑賞ながら日本映画の面白かった2009という印象です。そんな中で日本映画一位はあえて完成度の高さとかそういう観点でなく、個人的な感銘の大きさから選びました。市川準監督の結果的に遺作となってしまった自主映画です。
金とか技術とかスター俳優の存在とかよりも、映画にとってもっともっと大事な事をあの映画は教えてくれました。今年、2本の自主映画を作り、来年も2~3作は撮るぞという決意と勇気を与えてくれたのは市川準監督でした。自主映画人であることの誇りを持つ事ができました。
外国映画がパッとしない・・・とは言ったものの、一位はやはり別格。個人的にはイーストウッドはもう黒澤、小津、ベルイマン、ヒッチコックと同格です。90年代の「許されざる者」がピークかと思っていたら5合目くらいにすぎなかったのだから、「グラン・トリノ」を撮り終えた今でもまだ7合目くらいなのではないか・・・としたらこの人はどんな高い頂きに登っていってしまうんだ・・・。「将来が楽しみな80歳の巨匠」こんな人間が世界にはいるのです。
****2009年、一番心に響いた映画人の言葉
----映画「buy a suit」のパンフレットに掲載されていた市川準監督のメッセージ-----
「映画」という概念自体が、かなり変質しているので、何を指して映画の可能性と呼ぶか、判然としないが、私としては、ひとりの作家の本当の「個性」が焼き込まれているものが「映画」だと思うし、個人の「無秩序」が許される場所が、映画と言う場所だと思っている。
だから、映画を愛する人のすべてが、自分の為にだけ映画を作ることができるし、その「固有」の映画の創造を阻むものがあってはいけないと、基本的に思う。そして結局、作ることと作らないことが、等価である位に、絶対の自由を謳歌している映画だけが、人をうつことができると思うし、そういう「解放区」にだけ、いま「映画」の可能性があるような気がする。
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2009年 名シーン ベストテン+1
「グラン・トリノ」でチンピラどもがイーストウッドにビビりまくるシーン
「グラン・トリノ」でイーストウッドが顔プルプルピクピクさせて怒りを表すシーン
「レッド・クリフ Part2」で落下する小喬さまをダイビング・ローリング・キャッチする周瑜閣下
「レッド・クリフ Part2」で周瑜閣下が団子を一気食いするシーン
「スラムドッグ$ミリオネア」のエンドクレジットのダンス
「劔岳」のエンドクレジットで「仲間たち」と出てきた瞬間
「カイジ」より、顔面アクションとナレーションで延々繰り広げられるEカード対決
「その男ヴァン・ダム」で、ヴァン・ダムファンの銀行強盗がジョン・ウーをけなすシーン
「風が強く吹いている」で小出恵介の回想で林遣都が漢の顔になっているところ
「buy a suit」で、友人からの手紙を三人が無言で回し読みするシーン
「チェンジリング」でアンジェリーナ・ジョリーが精神病院で反抗するシーン
******
ワースト
外国映画ワースト
1 DRAGONBALL EVOLUTION [米/ジェームズ・ウォン]
観る前から予想していたワースト1位だけど、そんなことよりユンファの枯れっぷりが猛烈に悲しい
2 007 慰めの報酬 [米/マーク・フォースター]
正直、この路線はもうやめてほしい・・・
日本映画ワースト
ワーストってほど酷いのはなかった
最低サブタイトル賞 「未来への最終決戦」
******
勝手に個人賞 外国映画篇
監督賞 クリント・イーストウッド (グラン・トリノ)
脚本賞 デイビッド・ヘア (愛を読むひと)
開き直った英語化になんとなく敬意を表したくて
主演女優賞 ケイト・ウィンスレット (愛を読むひと)
あんまし女の映画を観なかったので、他に思いつかん
主演男優賞 クリント・イーストウッド (グラン・トリノ)
他にはヴァン・ダムとミッキー・ローク、「エグザイル」のアンソニー・ウォンも。枯れた男の泣かせにやられた2009でした。
助演女優賞 マリサ・トメイ (レスラー)
脱ぐ女優は好きですか? はい好きです。
助演男優賞 マドゥル・ミッタル (スラムドッグ$ミリオネア)
インドのデカプリみたいな感じ。
作曲賞 ジェームズ・ニュートン・ハワード (ディファイアンス)
サントラ欲しい
******
勝手に個人賞 日本映画篇
監督賞 横浜聡子 (ウルトラミラクルラブストーリー)
buy a suitに撃たれた2009年。これからの作家へのエールで締めくくった市川準監督に敬意を表するなら、これから伸びを期待できる作家を讃えようと思った。
脚本賞 西川美和 (ディア・ドクター)
脚本のうまさばかり目立つ映画は順位を低めにするのです
主演女優賞 ペ・ドゥナ (空気人形)
圧倒的すぎました。2000年代のベストアクトといってもいい。
主演男優賞 浅野忠信 (ヴィヨンの妻)
浅野さんは「剣岳」もよかったです他には「ウルトラミラクル」の松山ケンイチも感動。「風が強く」の小出恵介と林遣都のコンビも
助演女優賞 余貴美子 (ディア・ドクター)
同じく「ディア・ドクター」から八千草薫さんも素晴らしかったです。
助演男優賞 香川照之 (剣岳)
他には岸部一徳「のんちゃんのり弁」、伊武雅刀「ヴィヨンの妻」、妻夫木聡「ヴィヨンの妻」なども
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バカデミー賞
ワーストではなく愛し尊敬するバカたちを讃える賞です。
作品賞
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d3/efb7a38871f8fd94fa756d7c12931821.jpg)
ノミネート 「カイジ」「サブウェイ123 激突」「エグザイル/絆」
監督賞 ジョン・ウー「レッド・クリフ Part2」
脚本賞 ジョン・ウー「レッド・クリフ Part2」
主演男優賞 藤原竜也「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート トニー・レオン「レッド・クリフ Part2」、アンソニー・ウォン「エグザイル/絆」、トム・クルーズ「ワルキューレ」
主演女優賞 リン・チーリン 「レッド・クリフ Part2」
ノミネート メリル・ストリープ「マンマ・ミーア」
助演男優賞 香川照之 「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート ニック・チョン「エグザイル/絆」、サイモン・ヤム「エグザイル/絆」
助演女優賞 ヴィッキー・チャオ「レッド・クリフ Part2」
最優秀クリーチャー Eカード対戦中の香川照之 「カイジ 人生逆転ゲーム」
ノミネート ファッキュー!と叫ぶ香川照之「カイジ」
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過去の年間映画マイベストテン記事
↓面白かったらクリックしてね
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
昔よりは邦画を観るようになったのですが、なかなかコレ!と言う作品には出会えずにいます。
しんさんがベスト10にあげられている中でも、3本しか観ていないですし…
自主制作映画を撮られているとのこと、大変だと思いますが、いつかどこかでおお!!と唸らせてくださる日を待っています。
是非参加させていただきたいのですが、記憶力に
自信がなく思い出せるか心配です。でも何とか
頑張ります!!
実は韓国映画はほとんど観ないのにこの監督だけは
チェックしているギドク監督作がベスト10に
入っていてうれしいです。しかし、「悲夢」はまだ
観てなくて今月のWOWOW放送待ち。楽しみです。
やっぱ「愛のむきだし」の2009年でした。
あまりにすごくて、残る7カ月は、それを超えるのがあるかあ!みたいなもんでしたから。
大赤字覚悟で、上映したフォーラムの英断に拍手でしたわ。
ハーフマラソンにまでお出になったんですか!!そりゃすごい。素晴らしい。
林遣都君の走りは、マジに素晴らしかったですね。
うちの陸上部の監督に、「見るべきだ!」と勧めたんですが、なんせ全国大会出場前だったもんで、見れなかったみたい。
あたしのベスト10選出は、ちょうど2000年から始めてました。
ちょっとやってみますか。
映画の一つひとつにコメントもつけるので、コメント欄には書き切れないかも・・と予想しています。
あと、今ちょっと引っ越しの準備で忙しいため、時間がかかるかもしれません。
もしかしたら、集計に間に合わないかもしれないのですが、出来次第TBさせていただきますね。
「その男ヴァン・ダム」面白かったですね、素晴らしいチョイスです。
本年もよろしくお願いします。
でも歴史的な駄作というのも観ておくと話のネタになっていいものですよ。そういう意味ではおすすめです。
00年代ベストの方は、気が向いたらかつ暇ならで全然結構です。
>好きな映画で選ぶのか、映画としての名作を選ぶのか、どちらなんでしょうか?
基準はありません。お心のままにお選びいただきたいと思います。
ドラゴンボールは駄作との声多数で見なくて正解でした 笑
お声かけて頂きましてありがとうございます!
00年代のベストテン、面白い企画だけど集計も大変そうですね~!
是非参加したいんですけど
なかなか時間とれなくて、、、、
96年から、観た映画は全部タイトルを記録してあるので調べてみればつくれると思います。
でも忙しくてすぐには出来ません
好きな映画で選ぶのか、映画としての名作を選ぶのか、どちらなんでしょうか?
今後とも宜しくお願いします♪
グラントリノとスラムドッグだけで満足した感も無きにしもな外国映画でした
今年もよろしくお願いします
>メビウス様
イーストウッドのバカ一歩手前あるいは一歩踏み込んじゃった「ガウウウウウ」ってうなり声を聞いた時、どんな巨匠もこいつにはかなわんと思いました・・・
00年代ベストもよろしくお願いしまっす!!
今年もよろしくです
>aq99様
お!! 例の、いきますね。今年も
すごく楽しみです。
今回もカーリングの試合は全放送分チェックするつもりです
それでは今年もよろしくお願いします。カーリングの応援もよろしくお願いします
ぴあとかヤフーとか朝日新聞読者の「ROOKIES」「20世紀少年」なんかが上のほうにおるベスト10を見ると、余計に使命感にかられます。というわけで、今も調べ中ですがなんとか5~6日にはアップしたいと思います。
ベスト10では、カーリング(チーム青森たのしみですね!)好きのしんさんが選んだ「風が強く吹いている」が気になりました。
00年代ベストはなんとか、コメントを残せるようにしますね!
今年もよろしくお願いします~。
仕事や私用の関係から自分も本数が減ってしまってますし、邦画に到ってはしんさんと結構どっこいなのですんごい偏りなベストとなってしまったのですが、それでも話題の大作とかをあんまり見逃さなかったせいか、劇場で観た作品は自分も当たりが多かった気がしますね~♪
でもグラン・トリノは強いですよね~。他のブロガー様もほぼ上位に入れてる辺り、去年のダークナイトを彷彿としてるようです。
それとその他では名シーンベストが面白いですねっ♪「グラン・トリノ」でイーストウッドが顔プルプルピクピクさせて怒りを表すシーンは自分も印象に残ってますし、『ウゥゥゥ~・・・・』って低い唸り声みたいなのをあげてたのもちょっと笑ってしまいました^^;
今年も残り僅かとなりましたが、良いお年をでっす♪来年もひとつ、宜しくお願い致します。
※ブロガーによる00年代(2000~2009)の映画ベストテンは自分も思い出せる限りですが、期限までに纏めてみたいと思います。
グラントリノが1位ですか~
スラムドッグと並んで、とてもいい映画でしたよね~
選ばれている作品で、未見なものが多いので、少しずつDVDで観ていきたいです!
今年も大変お世話になりました。
来年も宜しくお願いします。
良いお年を!
2000年代ベストの集計・・・たぶん楽だと思います。そんなに集まんなさそうなので・・・
こちらこそ来年もよろしくお願いします
>ノラネコ様
自分は厳選して観たわけでもなく、さほど情報持たずに観ることが多かったので期待と実際のギャップは感じず、そのため失望を覚えた映画は少なかったです。
DBでのユンファの衰えっぷりくらいで
また来年もよろしくお願いいたします
>デイヴィッド・ギルモア様
今年はイーストウッドの年でここ10年もイーストウッドの10年だった気がします。しかも年明け早々に新作。
すごい男です。
また来年もよろしくお願いします。
今年は、いろんな意味で、クリント・イーストウッドの年であったような気がしました。
これ観逃してるので、是非観たいですね。
「buy a suit スーツを買う」も劇場で観なかったので、記事には入れませんでしたが、胸に迫る作品でした。
ただ、邦画は全体に失望した作品の方が多かったかな。
また来年もよろしくお願いします。
ジョン・ウー監督は、リアリズムからは遠いところで
映画を楽しませてくれるすべを知っていますよね。
あらっ、この作品、自分のところに入れ忘れてる。
ラストののどかな風景も、
昔読んだ中国の童話っぽくって好きなんだけどなあ。
2000年代のベスト。
これ、集計大変そうですね。
最初のころの作品なんて思いだせるかなあ。
まだ、ブログ始めてなかったし、
「キネ旬」、ひっくり返してみようかな。
いよいよ今年もあとわずか。
来年もよろしくお願いいたします。