駿台海外校・駿台国際教育センター【公式ブログ】

海外教育、帰国生入試、留学・英語資格対策のトップブランドが皆様に役立つ情報をご提供します!

学習計画について(長期的・短期的)

2012年05月16日 | 【帰国生大学入試】

受験生の皆さんは、計画的に学習をしていますか?
  
特に受験勉強は効率的に計画的に行わないと効果が出てきません。そして計画性なく、勉強していくと、どうしても偏った学習になりがちになります。みなさんも経験があるかと思いますが、苦手科目はほとんど手を付けずに得意科目ばかり勉強したり、またその逆に苦手科目を克服するためにその科目だけに集中して勉強してしまったり。そういう偏った勉強を通してしまった場合、私の指導経験からは、良い結果に結びつかなかったということが珍しくはありません。やはり、勉強は、得意科目、苦手科目ともに万遍なく学習することが、一番の合格へ近道かと思います。
 
では、いかに学習計画を立てるかですが、長期的計画と短期的計画の2つを考えるとよいでしょう。例えば長期的計画を1か月と考えた場合、短期的計画は、その1か月の中の1週間と考えます。長期的計画では大まかな計画を立て、その長期的計画を達成するための短期的計画(1週間単位で、そしてその1週間を1日単位で計画)を立てるのです。1日の計画は、学校があれば帰宅してから就寝までの勉強可能時間を考え、学校がなければ起床してから就寝までの時間を考えるとよいでしょう。特に学校がない日については、普段通りに起床して、学校の授業と同じ時間から勉強を始めるようにしてください。(学校がないからといって、遅くまで寝ていてはだめですよ!)
 
そうすると、食事などの時間を除いた時間がその日の勉強可能時間となります。しかし、例えば、その日は6時間勉強ができるとして6時間みっちり計画を立ててしまうと、現実にはその日の体調等による勉強のはかどり具合の変化を吸収できず、結果、その日やり残した勉強ができてしまい、次の日の計画が狂ってきてしまいます。そんな日が続いてしまうと、勉強をすることが目的ではなく、その日のノルマ達成が目的となり、記憶に残りづらい浅い学習になってしまいます。そうならないためにも、計画を立てる際には、余裕を持って立てることが大切です。6時間の勉強時間なら、マイナス2時間の4時間で計画を立てる。これは、もし体調などすぐれずに時間が思いの他かかってしまっても、この2時間で調整が取れ、その日の目標が達成できて、満足感が得られます。その満足感が学習の持続と学習成果を生みます。そのことがとても大事になります。また、1日の学習内容はできれば科目の偏りのないように計画を立てれば、それで構いません。出来れば、早い時期に苦手科目を克服することが、合格へ近づく大きなポイントとなりますので、その日得意科目に費やす時間が1時間ならば、その倍2時間かけるというように時間配分も考えてください。そして、重要なのが1週間計画(月曜~日曜)に沿って勉強してみて学習効果が上がったかの検証を日曜日に必ず行うこと。もし、効率が悪かったり、科目の偏りがあったりなど不都合があった場合は、その計画に固執せず、柔軟に変更をしてください。計画はあくまでも計画であり、修正は必要になります。一つ参考にしてみてください。
 
また、来年度以降受験するみなさんも受験生になってからではなく、今からいずれ来る受験に向けての準備をしてください。受験準備に早いことはありません。
がんばりましょう!(ots)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする