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医学部を目指す!

2012年07月07日 | 【帰国生大学入試】

医学部は全国で80大学(国立42大学、公立大学8大学、私立大学29大学、防衛医科大学)しかなく、その中でも、帰国入試を実施している大学は国立大学6校(北大、東大、浜松医科大、富山大、佐賀大、九大)、私立大学は慶應義塾大学の1校と狭き門となっています。※筑波大は推薦入試へ帰国生も出願可能です。
 
近年、富山大や佐賀大では帰国入試の入試問題を総合問題(論文や知識問題を含んだもの)から数学や理科の学科試験に切り替え、より学力重視の傾向を示しました(このことによって、浜松医科大以外の大学は全ての大学において帰国入試で学科試験を課しています)。
浜松医科大は2012年度帰国入試も総合問題及び面接で選考がなされました。2013年度入試の募集要項の発表は8月下旬の予定ですが、現時点では変更の告知はなされておりませんので、同様の方法でなされると思われます。総合問題にも数学や理科の知識が必要ですが、通常の学科試験より教養的な要素も求められます。
 
浜松医大は建学以来、漢方を中心にした東洋医学や医食同源の研究が盛んであったり、地域医療の拡充を大学の施策として掲げていたり、なかなかユニークな大学です。
科学としての医学を修めることができる能力以外のものを帰国生に求めているということかもしれません。その分、帰国生の皆さんには自分が海外生活で何を得てきたか、ということを考えていただきたいところです。
(ots&yos)


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