サマータイムの話題を出すには少々時期が早く感じられるかもしれません。
しかし、講演会で訪問しているオセアニアのサマータイム導入エリアでは、季節の反転のため、つい先日の4月7日午前2時までがサマータイムとなっていました。
その名残でしょう。通常の時間帯に戻ったばかりのため、あちこちで、時計がずれているのを目にしました。時間というものが、行動の規範となっていることを考えると、大丈夫?と心配してしまいます。実際、渡航者である身としては、時差2時間のニュージーランド、オーストラリアの行き来もあって、まさに混乱することが幾度かありました。
このサマータイム、日本でも過去に導入したり、近年も地域限定で実験的に導入されたことがありましたが、本格的な導入には至りませんでした。変更できるケースとできないケースなどがあり、統一歩調がとれないことによる支障や、メリットそのものに疑問もあったようです。
省エネルギーの観点から導入推進論があるのですが、賛成者の中には、「アフター5が1時間延びて、売上増が期待される」といった声に見られるように、1時間の繰り上げで始動が早まるだけで、夜は本来の時間を意識して活動時間が増えるだけでは?という意見もありました。
サマータイムのあるオーストラリアでも、全州が導入しているわけではないようです。西オーストラリアでは、試験導入後、否決されたとのことでした。
時計の狂いから、ふと気になった「サマータイム」でした。
(Nas)
4/14(日)のシドニー講演会は予定通り開催致します。皆様のご来場をお待ちしております。
なお、今回の会場は、例年と同じDougherty Community Centreですが、開催時間が16:00~18:00となっておりますのでご注意ください。
(Oceania-Team)