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漫画を学問として学ぶ

2015年11月04日 | 全般・イベント

 昨日11月3日は文化の日であるとともに「漫画の日」でした。ご存知でしたか。

 「漫画の日」は、日本漫画家協会と出版社5社が2002年に制定し、「漫画を文化として認知してもらいたい」という理由で文化の日を記念日とした経緯があります。そして11月3日は日本が誇る【漫画の神様】手塚治虫氏の誕生日でもあります。

手塚 治虫(てづか おさむ)
1928年(昭和3年)11月3日 - 1989年(平成元年)2月9日)

日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督。戦後日本においてストーリー漫画の第一人者として、漫画の草分け存在として活躍した。
代表作は『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『ブッダ』『アドルフに告ぐ』など多数。
藤子不二雄(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、横山光輝、萩尾望都などをはじめ数多くの人間が彼に影響を受け、接触し漫画家を志した。

 今や漫画は娯楽を超え、日本が誇る文化であり、産業としても重要な役割を担っているといっても過言ではありません。そして学問の分野としても地位を確立しつつあります。

 いち早く漫画を大学の学問に取り入れたのは京都精華大学です。2000年にマンガ学科を創設し、2006年にはマンガ学部へと昇格、人気コースは倍率が10倍を超え、韓国・中国などからの留学生も多いそうです。また、学習院大学大学院の人文科学研究科 身体表象文化学専攻では、マンガ・アニメを本格的な学問領域に高め、その創造力の秘密を解明していくという興味深い取り組みをおこなっています。

 明治大学は、2008年4月に国際日本学部を開設し、「漫画文化論」や「日本先端文化論」といった講義をおこない、漫画を含むサブカルチャーを学問として研究することを目的としています。さらに世界最大級となるマンガ・アニメ・ゲームの総合的ミュージアム「東京国際マンガ図書館」(仮)の開館も現在準備中です。

 駿台国際においても、漫画を愛し、学問として学びたいという生徒が何人かおり、帰国生入試で明治大学国際日本学部の合格を勝ち取りました。

 これからも漫画文化の進化と可能性に注目していきたいと思います。


 少しでも漫画に関心を持った方は、現在放映中の映画「バクマン。」がお勧めです。
 漫画を描くことの苦労や、漫画への愛と情熱とリスペクトに溢れた映画となっています。


(con)

 


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