こんにちは、駿台ミュンヘン校です。
早いもので、もう二月も中旬を過ぎました。道を歩いていると脇に花の芽が出始めており、冬の終わりを感じます。とはいえ、ドイツではイースターには必ず雪が降る、と言われており、夏タイヤに換えるのはイースター過ぎ、という暗黙の了解があります。半袖で歩けるくらいに暖かくなっても、確かに毎年イースターには雪が降っています。これは、海水温は低いが地温が上がってくるせいで起こる現象のようですが、日本でも同じ頃に三寒四温と言われますし、春先はどこも天気が安定しないものかもしれませんね。
さて、今日は古典の季節について少しだけお話します。古典では季節感がとても大切になってきますので、四季をしっかりと覚えましょう。
春 1月〜3月
夏 4月〜6月
秋 7月〜9月
冬 10月〜12月
これを念頭にいれて、例えば枕草子の「春はあけぼの」を読んでください。まさに、春は今!「やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる」様子を是非ご覧ください。因みにヨーロッパは冬時間なので、7時少し前にはピンクと紫が入り混じった美しい空が見えます。このように、一年を通して「春はあけぼの」を体感すると面白いですよ。
駿台ミュンヘン校 F