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中学受験の算数とは

2022年12月31日 | 【海外校 東南アジア地区】

こんにちは、駿台ミャンマー校です。

 

中学受験には算数という科目があります。 よく方程式を使わずに答えを出すと聞きますが、なぜ方程式を使ってはいけないのでしょうか。1つ例題を出しましょう。

「濃さが18%の食塩水が240gあります。これに食塩を加えて濃さが20%の食塩水を作りました。加えた食塩水は何gですか。」関西の難関校、清風南海中学の問題です。

方程式なら、食塩をXgとし、0.18×240+X=(240+X)×0.2という式になりますが、右辺には分配法則が出てきます。この分配法則が小学生には非常に定着しにくいです。また、計算を進めると、43.2+X=48+0.2Xとなりますが、左から右に流れるように式を見ているので、両辺の移項、マイナスの処理が理解できず、先に進まなくなります。最後は、0.8X=4.8となりますが、両辺を0.8で割るという意味も伝わりません。

ちなみに、この問題では比を使うと十秒もかからないうちに6という答えが出ます。そして、小学生にはこちらのほうが圧倒的に理解が早く、難問を解くための素地となります。中1で方程式を習うとき、学校でも1か月くらいかけて移項を勉強します。中学受験で方程式を使うと、移項が身についたとしても中2の連立方程式や3元一次方程式、中3の2次方程式など更に習うことが増えてしまい、ある程度は偏差値が伸びても難問を解く時に数学の別の解法が必要となってしまいます。そして数字を求める時に△や〇を使う癖がつくと算数方式が定着しなくなります。

大人から見ると、いずれ方程式を習うからと教えたくなりますが、そのせいで算数が伸びなくなった生徒も多いように思います。「この解法は教えられないから方程式で、、」ではなく、記憶にある解き方と違う方法を楽しみながら、一緒に取り組むと受験勉強が楽しくなると思います。

実感では、中学受験算数は高校の数学で役に立ち、中受経験のある子は高校数学で理解に抵抗がないように思います。将来の可能性を広げる算数を、一緒に勉強してみましょう。

駿台ミャンマー校 T.Y


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