こんにちは。駿台ヒューストンです。
フランスには「pass Culture」(カルチャーパス)というものがあって、若者の文化的な活動に補助金が出ます。本を買ったり映画を見たり、美術館・博物館に行ったり、楽器や絵を習ったり、といった文化的な活動を奨励するための施策で、18歳からスタートしましたが、いまは15歳からに18歳までに広げられているようです。
「親がかりの中高生よりも19-25歳の若者をこそ補助すべきだ」「選挙をにらんだ人気取りに税金を使うな」という批判もあるようですが、「出会いを促進する趣旨から、注文して配達を受けるのはダメ」とか「多様性を重視する観点から一部のメディアは金額の上限がある」とか、なかなか面白い制度ですね。
ニューヨークには、市や区の図書館カードを持っている13歳以上が、やはり文化的な施設を入場料なしで利用できるというCulture Passというものがあります。
日本のGo To トラベルは景気振興策の色合いが強そうですが、こういう文化振興策もあっていいかもしれませんね。
駿台ヒューストン(HO)