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ヨーロッパのマダニ事情

2023年05月05日 | 【海外校 ヨーロッパ地区】

駿台デュッセルドルフ校です。

日照時間が長くなるにつれて気温が上がってくると、ダニ・マダニの活動も盛んになります。

ダニ脳炎
中央ヨーロッパから極東ロシアにかけ、吸血性のマダニ(Zecke)を介したウイルス性脳炎が発生しており、ドイツではバイエルン州、バーデン・ヴュルテンベルク州、ヘッセン州、テューリンゲン州、ザクセン州等で感染した事例があります。
ドイツでは年間500人ほどの感染例があり、ウイルスをもったマダニに噛まれると発熱、頭痛、意識障害等が起こり、ひどい場合には、死亡することもあります。
また、回復しても麻痺等の後遺症が残ることがあるといわれています。
マダニは樹木の低い部分や藪、草むらに生息し、ダニ脳炎の流行期は通常3月から10月(特に6, 7月および9, 10月)です。
草むらや草原など草の茂った場所に入る場合や山歩き、ハイキングなど野外活動をする場合は、長袖、長ズボン、靴下(ハイソックス)、帽子を着用し、サンダルは履かないなど、肌の露出を控えるようにしてください。
ダニよけスプレー等も市販されています。
ウイルス性ですので、抗生物質は効きません。
予防接種(FSMEワクチン)を受けることもできますので、検疫所、クリニック等に相談してください。
また、万が一マダニに噛まれた場合には医師の診察を受けてください。
(外務省海外安全情報: http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbmannerhealth_165.html)

のように、子どもをちょっと森や林に遊びに行かせるにも事前の知識と注意が必要です。
また、マダニだけでなく家庭内でも「屋内塵性ダニ類」が活発になって、この時期は薬局やドラッグストアにダニ予防や痒み止めのグッズが並びます。
我が家ではダニ予防に枕元にラベンダー匂い袋を置いています、ダニが気になる方は一度お試しください!

駿台デュッセルドルフ校N


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