日本においても海外においても個別指導の塾は増えているようです。
指導内容を、受講者本人の要望に調整することが可能で、その生徒の理解度に合わせた教え方をできるという点で、非常に価値の高いものになります。
一方で、デメリットもあります。
本人の希望に合わせた指導を受けられるため、前回学習した内容を忘れてしまっていた場合、また同じことを教えてもらえるのです。
一見これはメリットに感じられなくもないですが、復習を疎かにする生徒が多いのも事実です。
「復習しなくて忘れたら、また同じ単元を教えてもらえばいいや。」という甘えが出てくるのです。
その為、授業中は説明が非常にわかり易く、理解した気にはなるものの、演習量が不足して成績が伸び悩むことはよくあります。
以上の点を総合すると、自主的に学習(復習)する習慣のある生徒には個別指導は向いており、効果は大きくなります。
一方、甘えがちの生徒さんは、集団授業で、「しっかりと復習しないと次の回の授業で周りの生徒についていけない」という危機感を持った方が効果は大きくなります。
自分がどのタイプか、もしくは自分のお子様がどちらのタイプかをじっくり考えたうえで、受講コースを選ぶことが大切になります。
参考になれば幸いです。
台北校 M.S