昨日の「こわ~い話」の続きです。
「・・・何、これ?・・・どういうこと?」
「だからそれを知りたくて、あんたに見てもらったんだって。」
A子は、私が知る限り、幽霊が見えるとかいう話はしたことは無かったですが、
オカルト好き、というか、
霊感のある友人の話を聞いたりするのが大好きでした。
でも私は、幽霊は基本的に信じていないし、
霊感が強いとか、幽霊が見えるとかいうことを、
すごいとか羨ましいとか思ったことも無いし、
万が一、幽霊というものが存在するとしても、
生きている私たちが幽霊を見る、ということは、
「生きている私たちの生命が死んだ生命と共鳴する状態になっている」ということで、
決して褒められたことではない、と思っていました。
むしろ「幽霊」は、「死んだ人の魂」なんかではなく、
生きている人間の念や強い思いが影像を作り出し、
それが実体化したもの、という方が、私にはしっくりくるような気がしていました。
だけど、じゃあこの、目の前の指の跡は、何だろう?
彼女は、私の代わりにベッドの上に乗り、
精一杯、右手を天井に向けて伸ばしましたが、
思っていた通り、届きません。
ベッドの上でよろよろしながらジャンプしましたが、
やっぱり届きませんでした。
でも、その変色部分をよく見ると、
その部分が「変色」しているのではなく、
ヤニとホコリで汚くなって「変色」しているのは周りの方で、
その部分は、そのホコリが徐々に取れて、
少しずつ、本来の天井の色が現れてきているようでした。
「恐いよね。」とA子は、つぶやきました。
「うん、でも何でこんなふうになるのかわからないよね。」
と私が返事をすると、小さくうなずいて、
最近、自分が寝た後で何が起こってるのか不安で寝られないんだと言いました。
そうなんだ、私はそう答えるのと同時にあることが脳裏をかすめ、
こう提案しました。
「今日は私、ここで泊まって、
あんたが寝た後で何が起きてるか、見届けてあげる。」
さ~て、この謎が次回あきらかに!
次回、解決編につづきま~す
「・・・何、これ?・・・どういうこと?」
「だからそれを知りたくて、あんたに見てもらったんだって。」
A子は、私が知る限り、幽霊が見えるとかいう話はしたことは無かったですが、
オカルト好き、というか、
霊感のある友人の話を聞いたりするのが大好きでした。
でも私は、幽霊は基本的に信じていないし、
霊感が強いとか、幽霊が見えるとかいうことを、
すごいとか羨ましいとか思ったことも無いし、
万が一、幽霊というものが存在するとしても、
生きている私たちが幽霊を見る、ということは、
「生きている私たちの生命が死んだ生命と共鳴する状態になっている」ということで、
決して褒められたことではない、と思っていました。
むしろ「幽霊」は、「死んだ人の魂」なんかではなく、
生きている人間の念や強い思いが影像を作り出し、
それが実体化したもの、という方が、私にはしっくりくるような気がしていました。
だけど、じゃあこの、目の前の指の跡は、何だろう?
彼女は、私の代わりにベッドの上に乗り、
精一杯、右手を天井に向けて伸ばしましたが、
思っていた通り、届きません。
ベッドの上でよろよろしながらジャンプしましたが、
やっぱり届きませんでした。
でも、その変色部分をよく見ると、
その部分が「変色」しているのではなく、
ヤニとホコリで汚くなって「変色」しているのは周りの方で、
その部分は、そのホコリが徐々に取れて、
少しずつ、本来の天井の色が現れてきているようでした。
「恐いよね。」とA子は、つぶやきました。
「うん、でも何でこんなふうになるのかわからないよね。」
と私が返事をすると、小さくうなずいて、
最近、自分が寝た後で何が起こってるのか不安で寝られないんだと言いました。
そうなんだ、私はそう答えるのと同時にあることが脳裏をかすめ、
こう提案しました。
「今日は私、ここで泊まって、
あんたが寝た後で何が起きてるか、見届けてあげる。」
さ~て、この謎が次回あきらかに!
次回、解決編につづきま~す