大悪を大善へ。２２

思えば、私もこの３年で、

父も亡くしました。
家族ともいうべき愛猫も亡くしました。

その時は確かにその別れが悲しいし、
自分の人生にとてつもなく
大きな穴が空いて空虚感に
襲われることもあります。

でも、その「死」も、
「縁」の１つと考えるなら、
生きていても悪い縁に振り回されたり、
その「死」によって残された者が
不幸になることの方が、もっと、
悲しく辛いことではないでしょうか。


「悪象等に於ては心に恐怖する事無かれ
悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ
何を以ての故に、是悪象等は
唯能く身を壊りて心を破ること能わず
悪知識は二倶に壊るが故に
乃至悪象の為に殺されては三趣に至らず
悪友の為に殺されては必ず三趣に至らん」


悲しく辛い経験をしたことが、
イコール「不幸」ではないですよね。

辛く悲しい思いをして、
でもそれに挫けず、歯を食いしばって、
堪え忍んでいる人たちこそが、
一番、幸福になるべきだし、
お金でも地位でも権力でもなく、
負けない人生を歩めることこそが
一番、幸福な人生であるという
価値観、人生観でありたいですね。

私たち１人１人も。
日本も、そして世界も。