すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大阪おおさか

2006-10-23 22:22:59 | ひとりごと
 明日から、大阪に行ってくる。田舎からでもバスが梅田まで出るので快適!!寝てタラいいもの。ただし、私は大阪に行くと、必ずと行っていいほど、おばちゃんかおばあちゃんおじいちゃんの世話をするような、出会いがあってしまうのだ。
 一度は「自立をめざすおばあちゃん」。初めて大阪の娘さん(嫁にいったわけやね)に会いに来たらしい。たぶん、行きは家族が送ったか、帰り初めての一人旅らしかった。
 「私、やっぱりついてくわ。」
 「だめ。ちゃんと一人で大丈夫。」
なんて会話が聞こえてきた。おお、なかなか泣かせるやん。ばあちゃん、ガンバるンや・・・。ところが、バスが出た途端、心細げなおばあちゃんは、おずおずと話しかけてきた。(なぜか、何処でいても、私はおばちゃん以上の人にこえかけられる)
 「あの・・・。どこまで行くの?」
 「え、終点です。」
 「私、XXXで降りるんやけど。寝てしまいそう・・・。近くで起こしてくれませんか。」
 ・・・あたしも寝るんやけどなあ・・・。
 「ああ、じゃあ、起こしてさしあげますから、どうぞ寝てください。」

そして、近くに来て起こしたら、
 「何時くらいに着きますか?」
 「たぶん、XX時くらいかなあ。」
 「携帯持ってる?」
 「はい。」
 「こ、ここに電話して、タクシー手配してくださる?」
・・・。手配させていただきました。そして、バスから降りて、タクシーに乗るまできっちりお世話させていただきました。
 ねえ、自立するんじゃなかったの?でもまあ、逞しいから大丈夫ね。

 一度は大阪駅で、倒れたおじいちゃんと付き添うおばあちゃんに遭遇。血圧計も何もないのだから、脈とったり飲んだ薬聞いたり、持病を聞いたりするのが関の山。周りの人も手伝ってくれて、救急車に。その間、
 「息子が携帯を持たせてくれて、ワンタッチでつながるし、顔写真もでるようにしてくれたのだけど、使いかたがわからないの。」
というので、息子さんに連絡したり、聞いた情報を救命士さんに伝えたり・・・。あんまり役にはたたなかったけど。

 なぜか、必ず大事でなくてもおばちゃん以上の人と出会う。
 あ、明日はどうかな?
コメント (3)
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