すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ドーパミン全開

2006-10-25 22:22:08 | ひとりごと
 いやあ、行ってきました、大阪!年に一度の私の道楽。コンサートです。不思議ですねえ、疲れてるし、寝不足なのに、お肌はちゅるんちゅるん。ストレスフリーになるからかな。ドーパミンがいっぱい出たのかな?α波が出たのかな?何にしても、良かった。
 ああ、現実が待っている。明日は4時半起き・・・。
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通院(バックナンバー)

2006-10-25 21:49:45 | うちのキヨちゃん
 田舎の年寄りにとって、通院は結構なイベントである。医者(せんせい)に診てもるのだから、ボロなど着ていけないのである。
 できれば普段からおしゃれをすればいものを、うちのキヨちゃんはいつもはまるで構わない人なのである。父はいつも「いつ何があっても、いざという時、ボロな下着を着けていたら恥ずかしい。」と、たいがいまともな下着を着る人だが、キヨちゃんは「もったいない」がモットーの人であり、父の着なくなったズボン下やランニングを平気で着るのだ。
 夏など父のランニングでごろんと寝っころがるキヨちゃん。ランニングの脇からおっぱいがこぼれていても、気づかず寝入る姿はある意味「ため息物」だ。
 この日は寒い冬の日だった。さすがのキヨちゃんも通院するとなれば話は別、まっさらなグレーの肌シャツ、まっさらなレース使いのあるズボン下。寒いからジャケットやセーターも念入りに着込み、颯爽と出掛けようとした彼女を見て、私は目を疑った。キヨちゃんはズボン下の上に黒い毛糸のパンツを履いたなり、ズボンを履いていないのだ。
 「ねえ、その格好で行く気?」
私のもっともな突っ込みに、初めて自分の姿を確認したキヨちゃんは大笑い。
 「まあ、あんまり綺麗なズボン下じゃけん、ズボン履いとると思い込んどった。」
そしてさらに一言。
 「でも私が気づかんくらいじゃけん、行っても他の人も気づかんのと違うかな?」
・・・・・。当然気づくと思うのである。

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