すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

介護サービス情報公開調査

2007-09-08 01:34:25 | ひとりごと
 調査や監査がやってくると、上司はぴりぴりしているし、職員はどきどきだ。
 「いいのよ。いつも通りで。自信を持っていつも通り介護にあたって・・・」
等とドラマのような展開の施設は一体いくつあるのだろう??大抵はいつもより念入りに掃除し、いつもより職員を配置し、いつもより言葉遣いも丁寧だろう。
 ましてや、時代から立ち後れている施設など、涙ぐましいほどの「付け焼き刃」をしなければならない。そのあたりは計算ずくで調べる方も当たるのだろうが、問題はその後なのだ。
 今立ち後れていても、監査の後成長しなければ同じである。同じように次の機会までそのままで、またごまかし方だけがうまくなっていく・・・。そんな事はないのだろうか?
 恥ずかしながら、私の施設は時代錯誤も甚だしい。この仕事が好きで、お年寄りが好きで意識の高い人も多いのだから、きちんと勉強会や会議をして、方向性を決めていけば良くなると思うのだが、上司の一言で却下されてしまう。
 そのくせ、監査になると「名ばかりの責任者」が矢面に立ち、窮地に追い込まれる。考えてみれば、実にばかばかしい話である。
 何とか事態を良くしようと頑張った社員は、1年かけて事態をクリアにした時点で異動させられた。一種の独裁だわ・・・と思うのだが、何故か外での上司の評価は高い。
 一体どんな評価を受けたのだろう?饒舌にごまかしきったのだろうか?あなたがどんなに嫌なやつでも、好きな人を座らせようが、私たちがいいように使われようが、実は大したことはないのだ。もし、それが施設の向上につながったり、入所者のためになる兆しがあるなら、我慢のしがいもあるのだ。あなたの手のひら返しには慣れっこではあるが、「変えていく」つもりらしいあなたをしばらく見てみよう。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする