すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

不思議な置きみやげ

2007-09-15 00:00:53 | うちのキヨちゃん
 最近夜中に仕事から戻ってくると、不思議な置きみやげがあることがある。置きみやげの主は言わずと知れたキヨちゃんである。
 ある夜は、パソコンに「孫の手」が立てかけられていた。訳も分からず元の位置に戻しておく。翌日はそんなこともなく、おそ出の日に限ってそれは起きるのである。そこで訳を尋ねてみた。するとキヨちゃんはこう答えた。
 「背が届かんけんなあ。」
 つまりこうだ。私は自分がおそでの時は、自分の部屋の戸締まりはして出掛ける。しかし、親心として、せっかくのお天気に換気してやろうと思うのである。ところが背の小さい彼女には窓に手が届かない。そこで、孫の手で窓を開け閉めし、そのまま、忘れてしまうらしかった。
 そして、先日は枕の上に「ペンチ」が置かれてあった。
 「枕元に鈍器???」
それの理由はこうだった。
 「夜中にむかでが出たらこれでつかまえるんよ。」
 母の愛は深し。そしてキヨちゃんの愛は難解。

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コメント (4)
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