すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

台風は低気圧に

2008-10-01 16:06:03 | ひとりごと
 月末に父の入院騒動、研修などで仕事が全くはかどっていなかった。30日も頑張ってみたけれど、こんな時に限って「話を聞いて欲しい」人に当たるわけで、なかなかいい加減に切り上げ事も出来ず、1時間近く捕まってしまう。
 1日に病院に行く予定だったので、30日はあきらめて残業した。キヨちゃんが付いているとはいえ、顔を見せないと寂しいだろうなと思っていると、携帯に父から着信があった。
 仕事を終えて電話を掛けるとキヨちゃんが出た。
 「父ちゃん大丈夫じゃけん。明日は台風かもしれんけん、来(く)なよ。(来るな)」
 「大丈夫じゃわ。出来るだけ早めに行くわ。」
 「いや、危ないけん来(く)なって。」
そう私を心配して、キヨちゃんは「じゃ」と電話を切り掛けた。後ろで父の気配。当然父も代わって話したかったのだ。
 「もしもし。」
 「父ちゃん、ことうない?(大丈夫?)」
 「うん(はにかみ声)。」
 「明日、出来るだけ早う行くわな。」
 「・・・母ちゃんが来るな言うた(ちょっとお拗ね声)。」
 「ふふ・・。大丈夫行くよ。」
そう言うと満足そうに
 「そっかぁ。でも台風なら来るなよ。」
そう言って電話を切った。
 帰ると父の入院で一日中お外猫になっているくろべえが、それはもうぎゅってしなければ収まらないほど、寂しかったを全身で表現しながら
 「ニャンニャンニャン!!!!」
と走り寄ってくる。そして、しばらくはくっついて離れない。トイレに行きたくても、シャワーに行きたくても、ぎゅって爪を立てて「行かないで」と抗議するのでしばらくは身動きがとれなかった。
 早く父ちゃん退院するといいね。お前も寂しいんだよね。でも、台風の時は病院が安心だ。停電がないから・・・。
 幸い台風は低気圧に変わった。くろべえの奴が猟なんてするから、2年ぶりくらいに虫がわいてしまったので、1日は薬をもらってきた。一日キヨちゃんと一緒に父についたが、お天気になったら畑が心配なキヨちゃん。今夜は私が付き添う。キヨちゃんを送って身支度してさて、出掛けますか。

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コメント (3)
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