仕事をしばらく休んでいたので、仕事が溜まっている。ついでに月末で、研修もある。休みには父のことで役場や銀行に走る。だから、何だか忙しい。
出来るだけ残業はしたくないが、どうしたって追いつかないこともある。今日も定時で帰るつもりが、なかなか終わらず1時間残業した。セールスレディをしていた頃を思えば、そんなの残業のうちに入らない。季節柄くらいが6時半は夕方である。
月末の忙しさは伝えてあったが、二日続けて残業したら不安定なキヨちゃんの怒号が待っていた。
「遅いわえ!二た七日も終わってないのに、お前の会社は誰も気を遣わないのか!」
無茶苦茶な言い分である。特休を過ぎても休ませてもらったのに。だいたい夜中まで残業したわけでもないし、私自身の段取りだ。
キヨちゃんは寂しいのだ。そうとは分かっていても、我慢がならなかった。
「遊んで遅いわけじゃないよ。仕事やろ。誰が好きこのんで残業するんよ。」
言い返したら、私の中で何かが切れた・・・。
キヨちゃんはいい。父を懐かしんで、悲しんで、遺影の前で毎日さめざめと泣いていればいい。そんなキヨちゃんを守るのは、私の役目だと私自身思っているし、回りも「すずがいるから安心」と太鼓判を押す。我慢しているわけでもない。現実が私の前にあるから、てきぱきと片づけていく。
だけど・・・。
気づきたくなかった。私だって心細い。両足で大地を掴んで立つことに慣れていたから、踏ん張ることも苦じゃなかった。でも、力を抜いたら私だって倒れる。
父は安心してるから夢にも出ないと人は言う。そうであって欲しいと思うけれど、父をちゃんと旅立たせてあげたいと思うけど、夢枕にたって頭を撫でた祖父のことが懐かしい。
父ちゃん。がんばれるかな・・・私。
ここをクリックしてお立ち寄りください。
出来るだけ残業はしたくないが、どうしたって追いつかないこともある。今日も定時で帰るつもりが、なかなか終わらず1時間残業した。セールスレディをしていた頃を思えば、そんなの残業のうちに入らない。季節柄くらいが6時半は夕方である。
月末の忙しさは伝えてあったが、二日続けて残業したら不安定なキヨちゃんの怒号が待っていた。
「遅いわえ!二た七日も終わってないのに、お前の会社は誰も気を遣わないのか!」
無茶苦茶な言い分である。特休を過ぎても休ませてもらったのに。だいたい夜中まで残業したわけでもないし、私自身の段取りだ。
キヨちゃんは寂しいのだ。そうとは分かっていても、我慢がならなかった。
「遊んで遅いわけじゃないよ。仕事やろ。誰が好きこのんで残業するんよ。」
言い返したら、私の中で何かが切れた・・・。
キヨちゃんはいい。父を懐かしんで、悲しんで、遺影の前で毎日さめざめと泣いていればいい。そんなキヨちゃんを守るのは、私の役目だと私自身思っているし、回りも「すずがいるから安心」と太鼓判を押す。我慢しているわけでもない。現実が私の前にあるから、てきぱきと片づけていく。
だけど・・・。
気づきたくなかった。私だって心細い。両足で大地を掴んで立つことに慣れていたから、踏ん張ることも苦じゃなかった。でも、力を抜いたら私だって倒れる。
父は安心してるから夢にも出ないと人は言う。そうであって欲しいと思うけれど、父をちゃんと旅立たせてあげたいと思うけど、夢枕にたって頭を撫でた祖父のことが懐かしい。
父ちゃん。がんばれるかな・・・私。
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