すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

確信犯??

2012-07-08 21:13:17 | うちのキヨちゃん
 今日、仕事はほぼ定時で終わった。月初で仕事はまだあまり忙しくない。だから、明日に向けて会社の玄関の掃除や、草むしりも出来た。明日は健康診断で人の出入りが多いのだ。
 そんなわけで、今夜は21時以降は食べられない。今更出あるが、お昼も少し控えたので空腹でもあった。
 家に帰ると一日働きづめのキヨちゃんが、
 「ごめん、洗濯物取り込んだまま放りこんどるけん。」
と言った。とりあえず、リュウの餌と飲み薬、塗り薬を済ませることにした。
 「母ちゃん、ほな、先に風呂入るわな。」
とキヨちゃんはお風呂に行った。
 その間にリュウのことを済ませて、それから洗濯物を畳んだ。畳み終えて、洗濯物が不足している事に気づく。今日は梅雨の晴れ間であったから、乾いてないはずはない。取り込み忘れか?と思っていた。
 風呂から出たキヨちゃんに
 「なあ、私のパンツ知らん?」
と聞いた。すると
 「母ちゃん、パンツはちゃんと穿いとる。」
ととぼけた返事をする。
 「いやいや、母ちゃんが穿いとるのは知っとる。ほうじゃなくて、私の洗濯物にパンツがないんよ。」
 とここまで言うとキヨちゃんは
 「え?もしかして母ちゃんがすずのパンツ穿いとる?」
と言った。
 しまった。以前にもあったのに私も油断していた。前は刺繍の入ったものだったが、今回は「ユニクロ」のシンプルなものだった。
 「またかえ~。母ちゃんのパンツとは違うだろう。」
 するとカラカラ笑いながら
 「しかし、このパンツ穿きやすいなあ。」
ときた。えええ?これは確信犯じゃないか。
 仕方がないので、ついでに買い置きのユニクロの色違いもプレゼントした。遠慮するわけでもなく
 「ありがとう~。」
と笑うキヨちゃん。ま、いっか、私も笑った。

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コメント (3)
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