すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大阪てんやわんや②~桜の園~

2012-07-18 22:17:38 | ひとりごと
 15日11時前に梅田に到着。梅田で待ち合わせをして、一緒に森之宮ピロティホールまで移動。梅雨明けしたのか、大阪は猛暑だったが、ほとんど地下の移動で助かった。
 場所がよく分からなかったので、着いてから食事して時間をつぶす事にしたが、何処も一杯。幸いファストフードが開いていたので、そこで食事した。
 その後、近くに「梅」の専門店を発見。すてきな布巾に誘われて店の中へ。店主と奥様は素敵な方で、多分時間待ちのお客様がよく来るのか、梅のドリンクやお煎餅でもてなしてくださった。
 布巾はどれも素敵な柄で、しかも漂白しても落ちないという。だからランチョンマットで使い始め、布巾にして、最後に台拭きや雑巾にするようだ。使い込んでも素敵な感じで丈夫そうだった。軽いし可愛いし、お土産にぴったりなので幾つか買った。
 そして、梅干も種類があって、マンゴー漬けなんて珍しいものまであったので、梅干好きの奈々ちゃんに一つ買った。
 店主のお勧めはお煎餅だったようだが、初日に持ち歩くには大きくて諦めた。
 そして、いよいよ三谷幸喜脚本の「桜の園」へ。
 アントン・チェーホフ原作の「桜の園」。パンフレットを見るまで、チェーホフがこれを「喜劇」と位置づけているとは思いもよらなかった。今まで観た事があるが、重い暗い話と言うイメージがあった。小難しい・・・とも言う。
 そんなイメージもあったので、これを三谷版喜劇としてどう調理したのか、すごく興味深かった。
 ストーリーがどうしても没落していく者の話なので、抱腹絶倒の喜劇にはならない。そんな状況下なのに全く自覚のない金持ちのおかしみを、チェーホフも書きたかったのだろうか?
 三谷版は所々笑いがちりばめられていた。青木さやかさんや藤井隆さんの「笑い」はお手の物だろうが、真面目なだけに笑える浅丘ルリ子さんも面白かった。
 実は阿南健治さんは好きな俳優さんなのに、パンフレットを見るまで気づかなかった。それはちょっと残念。
 三谷さんの舞台作品のファンとしては、やはりオリジナルの方が好きだ。チェーホフが苦手なので、そういう意味では面白くしてくれて良かったが、正直
 「もうちょっと、何かちょうだい。」
という気持ちになってしまう。
 とは言え、これ以上変えてしまっては違う物になってしまうし、そう思えばいい「調理」だったのかもしれない。
 何しろ原作が小難しいのだから、もう1回観たら、もっと面白みも分かるかな???




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コメント (4)
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