うちのキヨちゃんは元気な年寄りだが、メンタルが弱い。
さて、昨日の話である。くりりんがインフルエンザにかかってしまい、キヨちゃんはキヨちゃんなりに、あれこれ思い悩んだのだろう。
まず、私の手術前である。本当はくりりんが私をサポートするはずだったが、出来なくなった。私がくりりんの世話をするのだが、手術をしたらそれも出来ない。そんなあれこれが心配だったのだろう。
私が家に着いた時は普通だったのだが、私がお風呂から出てきたらまったく会話が成立しなくなっていたのだ。
くりりんに夕飯を届けようと思い、まずすりリンゴを作った。それからキヨちゃんの作った物を運ぼうと思ったのだが、
「母さん、くりりんに何を持って行ったらいい?」
すると、
「くりちゃんもう食べたん?」
と言う。
「いや、だから何を作ったん?」
「へ~ありがとう。」
こんな感じで始まった。
そこから、頓珍漢ワールドである。
「だから、母さんは何を作ったん?」
「作ってない。」
「おかしいだろう。ほんなら私と母さんは何を食べるの?」
「もう食べた。」
「いやいや、食べてないし。」
「食べた~。」
「まだでよ。しっかりしてよ。」
「ほ~、ありがとう。」
これは参った。とりあえず、くりりんにご飯を届けて状況を伝え、それから母屋に戻るとすっかり炬燵も何も消して布団に入っている。ご飯は食べず薬は飲んでいる。
そこからキヨちゃんを起こして、とにかく夕飯を食べさせた。しかし、今度は飲んだ薬を飲もうとする。
「母さん薬は飲んだろ。」
そう言うと、薬のカレンダーを指差して、
「いっぱいある~。」
「いや、あれは明日からの分。」
この状況、思い当ることが3つあった。一つは認知症。一つは飲酒。そして一つは一過性の脳貧血。というのも、以前同じような症状で救急搬送したことがあったからだ。それこそ、父が酩酊を疑ったが、脳貧血だったのだ。
いくら話してもかみ合わないので、もしかしたら心配のあまりパニックになったか、認知症を引き起こしたかと真剣に心配した。第一飲酒だとしていつそんなになるほど飲んだのだという事になる。
親友ナースに話したら、
「今から行くわ。」
と言ってくれた。
しかし、その後足元もおぼつかないままトイレに行ったキヨちゃん。心配して駆け付けると戸が開いたままで、覗いた私に笑いながら、
「か~ちゃん、おしっこ~!」
と万歳したのだ。あ・・・これは、酒だな・・・。
「母ちゃん何か飲んだ?」
「へ~?う~ろんひゃ~(ウーロン茶)飲んだ。」
・・・。ウーロン茶のはずはないだろう。
「焼酎か?」
「うん。」
「どのくらい?」
「杯半分。」
そこから何を聞いても頓珍漢なので、今朝になって話をした。少し心配もあったが、朝、
「母ちゃん昨夜飲みすぎたな。」
という一言で心底ほっとした。
「どのくらい飲んだ?」
するとキヨちゃんは自分の大きな湯呑を指差して、
「これに半分。」
・・・どこが杯じゃ・・・。
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さて、昨日の話である。くりりんがインフルエンザにかかってしまい、キヨちゃんはキヨちゃんなりに、あれこれ思い悩んだのだろう。
まず、私の手術前である。本当はくりりんが私をサポートするはずだったが、出来なくなった。私がくりりんの世話をするのだが、手術をしたらそれも出来ない。そんなあれこれが心配だったのだろう。
私が家に着いた時は普通だったのだが、私がお風呂から出てきたらまったく会話が成立しなくなっていたのだ。
くりりんに夕飯を届けようと思い、まずすりリンゴを作った。それからキヨちゃんの作った物を運ぼうと思ったのだが、
「母さん、くりりんに何を持って行ったらいい?」
すると、
「くりちゃんもう食べたん?」
と言う。
「いや、だから何を作ったん?」
「へ~ありがとう。」
こんな感じで始まった。
そこから、頓珍漢ワールドである。
「だから、母さんは何を作ったん?」
「作ってない。」
「おかしいだろう。ほんなら私と母さんは何を食べるの?」
「もう食べた。」
「いやいや、食べてないし。」
「食べた~。」
「まだでよ。しっかりしてよ。」
「ほ~、ありがとう。」
これは参った。とりあえず、くりりんにご飯を届けて状況を伝え、それから母屋に戻るとすっかり炬燵も何も消して布団に入っている。ご飯は食べず薬は飲んでいる。
そこからキヨちゃんを起こして、とにかく夕飯を食べさせた。しかし、今度は飲んだ薬を飲もうとする。
「母さん薬は飲んだろ。」
そう言うと、薬のカレンダーを指差して、
「いっぱいある~。」
「いや、あれは明日からの分。」
この状況、思い当ることが3つあった。一つは認知症。一つは飲酒。そして一つは一過性の脳貧血。というのも、以前同じような症状で救急搬送したことがあったからだ。それこそ、父が酩酊を疑ったが、脳貧血だったのだ。
いくら話してもかみ合わないので、もしかしたら心配のあまりパニックになったか、認知症を引き起こしたかと真剣に心配した。第一飲酒だとしていつそんなになるほど飲んだのだという事になる。
親友ナースに話したら、
「今から行くわ。」
と言ってくれた。
しかし、その後足元もおぼつかないままトイレに行ったキヨちゃん。心配して駆け付けると戸が開いたままで、覗いた私に笑いながら、
「か~ちゃん、おしっこ~!」
と万歳したのだ。あ・・・これは、酒だな・・・。
「母ちゃん何か飲んだ?」
「へ~?う~ろんひゃ~(ウーロン茶)飲んだ。」
・・・。ウーロン茶のはずはないだろう。
「焼酎か?」
「うん。」
「どのくらい?」
「杯半分。」
そこから何を聞いても頓珍漢なので、今朝になって話をした。少し心配もあったが、朝、
「母ちゃん昨夜飲みすぎたな。」
という一言で心底ほっとした。
「どのくらい飲んだ?」
するとキヨちゃんは自分の大きな湯呑を指差して、
「これに半分。」
・・・どこが杯じゃ・・・。
