すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

お年寄りと電化製品

2014-11-06 20:40:43 | ひとりごと
 うちのキヨちゃんもそうだが、概ねお年寄りは機械に弱い。勿論使いこなせる人も多いが、昔より電化製品が多様で複雑な事もあり、下手に触ったら爆発するんじゃないかくらいの不安を持っている人もいる。
 そのくせ、何故そこはアバウトなのだ・・・と思うほど、乱暴に扱って火など出す人もいる。というか、これでどうやったら火が出るのだ・・・と不思議になる事がある。
 そう思えば、何でも爆発する・・・と怖がって触れなかったキヨちゃんが、父の透析の機械を操作していたのだから、人間やれば出来るものだ。
 先日サービスの相談にうかがった家で、おばあちゃんがこう言った。
 「テレビのリモコンが壊れたようなんじゃ。」
聞くと、テレビのリモコンをいくら操作してもつかないという。人に聞いたら、乾電池が古いんだろうと言われたので、乾電池を新しくしたらしい。
 「ほれなのに、つかんのよ。」
 これ、お年寄りには有りがちな、コンセントが抜けてますってオチじゃないか?とコードをたどってみた。すると、テレビから出たコードは短いので、延長コードに刺さっている。そして、延長コードをたどってみると、ぐるりと回って自分自身(延長コード)につながっていた。こりゃ映りませんわな。
 またこの季節、こたつやストーブ、あんか、湯たんぽでの低温やけども怖い。火傷するまで気がつかないし、なっても、
 「何か、傷になってる。」
と思うくらいだ。
 ある担当様は、貼るタイプのカイロを下着に貼って、そのまま就寝。腰をしたたかに火傷した。
 「体重かけてしっかり温めたら痛いの治るか思うて・・・。」
って、余計痛い思いをしたではないか。
 これからの季節・・・心配だなあ。

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コメント (2)
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