すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

白衣マジック?

2014-11-12 20:21:09 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんに限らず、押し並べてお年寄りは「医者様」や「看護師さん」の言う事は信用する。そのくせ、信用するのと「言う事をきく」のは別ではある。
 そして、「お値段」も効果がある。何でも「高い」と思えば効くような気がするものである。キヨちゃんにしても、今使っている骨粗鬆症の注射の値段を知った途端、
 「ふらふらするのが違う気がする。」
と全く別の効果まで出てくるのである。
 さて、今日からキヨちゃんは訪問看護のリハビリが始まった。実際養生するのと自主トレでもいいようなものだが、本人の希望もある上に、やはり専門の人にフォローして貰った方がいいとも思うからだ。
 来てくれたのが看護師さんだったので、キヨちゃんはリハビリの事だけではなく色々相談したらしい。気さくに色々話を聞いてくれて嬉しかったと喜ぶ。
 そして、
 「母ちゃんな、便秘すると言うたらな、水分が足りんって言われた。いつも母ちゃん一口ばあの水で薬飲んみょるでえ。ほれはいかんって。コップ一杯の水を飲まないかんって。」
と初めて聞いたように感心していた。
 当然の事であるが、そんな忠告は今まで散々している。しかし、
 「母ちゃんちゃんと水分は摂んりょる。」
と取りつく島もなかったのだ。それが看護師さんの言う事ならこの態度である。
 憮然とする私にくりりんが、
 「お母さんは白い服着た人の言う事はきくんやから、看護師さんに無理するな~とか言うてもろたらええなあ。」
と言った。
 うん、いいかもしれない。出来れば、もっと突っ込んだ色んな事も頼んで欲しいくらいだけど・・・。

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コメント (2)
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