すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

遅れ馳せのお年始

2015-01-12 18:48:58 | ひとりごと
 くりりんと滋賀に戻って、私は二日、くりりんは四日お邪魔した。今回はヨリちゃん母さんが病み上がりなので、また弟さんがお嫁ちゃんを貰ったばかりなので、初日はホテルをとった。くりりんだけならお嫁ちゃんはともかく、弟さんとヨリちゃん母さん、そしてくりりんは平気だろうから、二日目からはくりりんは実家に泊った。
 ヨリちゃん母さんの入院前後から、次男さん嫁のあっちゃんがずっと動いてくれていたが、今回も色々と世話を焼いてもらった。
 ヨリちゃん母さんは、くりりんが戻るので張り切って色々してくれるので、病み上がりの母さんを少しは休ませなくてはと、今回はエプロンを持参した。
 しかし、
 「すずちゃんはお客さんやからしなくていいの。」
と言う。実際、あっちゃんでもお手伝いしようとすると断るらしかった。まあ、普段なら甘えてもいいのかもしれないが、何たって術後だし・・・。
 「せめて洗い物だけでも・・・。」
と食い下がる。
 実はヨリちゃん母さんが断るのには、別の理由もあったのだ。あっちゃんは別に住んでいるが、新しいお嫁ちゃんは同居である。立場的に家の嫁が動かないと・・・という思いもあるのだ。ただ、お嫁ちゃんもまだ住み始めたばかりで、多分ヨリちゃん母さんも言いだせなかったり、お嫁ちゃんもどこまで手を出していいのか分からないのかもしれない。
 勿論、「私たち(とひと括りにしたら若いお嫁ちゃんたちに悪いのだが)」はまあ十分いい歳である。幼な妻でもないのだから、それなりに踏み込まなきゃ・・・とも思う。じゃあ、誰が猫の首に鈴をつけるのだ?となる。
 「長男、長男。」
と私がつつくと、くりりんも困った顔になる。
 で、結局私が洗い物だけ始めて、
 「すすぐのお願い~。」
と声をかけた。大した仕事は出来なかったが、とりあえず嫁三人が片づけに参加。あまり役に立たない長男の嫁であるが、ほんのちょっとだけおせっかい・・・。
 とは言え、ヨリちゃん母さんが楽したかと言えば全然である。翌日は茶碗蒸しからハムカツまで、色々と好物を準備してくれていた。でも、銀杏の皮を剥くのをくりりんと私に任せてくれたので、その流れで合流したあっちゃんと、ハムカツの衣つけから手伝った。残念ながらお嫁ちゃんは用事で出ていたので、嫁三人の作業とはならなかった。
 ところで、二日目私はコートのボタンが取れかけていたので、ヨリちゃん母さんに裁縫箱を借りた。お裁縫苦手の私なので、玉止めまで準備してくれた母さん。危うい手元にハラハラしただろうが、私もヨリちゃん母さんの目の前での縫い物はドキドキだった(笑)。その時、あっちゃんから今の小学生の裁縫セットとかすごいんだよ~と聞いたのだ。説明しても分からないから持ってきてくれた。
 
   

 何だこれ。おしゃれなスポーツバッグである。そして、更に驚いたのが彫刻刀。彫刻刀と言えば木の箱に入っているものと思っていた。

      

 何だこれ。まず彫刻刀に見えない。しかも、刃にガードがついている(取り外し可能)。変われば変わるもんだなあ・・・。
 
 さて、今夜くりりんが戻ってくる。出来るだけゆっくりして、戻るのは夜中だ。ヨリちゃん母さん疲れが出ないといいけど。
 私は私で、今日は全滅した畑の後始末をキヨちゃんの代わりに行った。食い散らかされた野菜の中に、猿のウンチだけが3か所も。食っといてウンチ残して帰るか・・・。
 作ってくれた物を美味しく頂くだけの私でもイラッとする。作ったキヨちゃんのショックはいかほどだったろう・・・。
 にしても、たった1時間の作業で背中の痛みと腰痛が出た私。ま、怪我の影響もあるが、キヨちゃんの代わりはまだまだ出来そうにない。



     

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コメント (3)
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