すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨちゃんのブルーな嵐の翌日

2016-05-04 20:38:53 | うちのキヨちゃん
 昨日は台風並みの風雨だった。ある程度覚悟していたが、予想以上に酷い感じだった。
 朝、仕事の前に出来る範囲で水を流したり、枯れ枝や葉っぱなどを掃除した。窓ガラスも草が張りついている状態で、とにかく洗い流した。
 くりりんはとりあえず、母屋と離れの間が吹きだまりになるのと、屋上はキヨちゃんが上るのに大変なので、その2か所を掃除してくれた。とりあえず、これだけでもしておけば、キヨちゃんの無理も少なくて済む。
 ところが、帰るとキヨちゃんはブルーだった。と言うのも、丹精したジャガイモが茎から折れていたり、中にはちぎれて飛んでいたり、トマトの苗も傷んでしまったらしい。ジャガイモは近所の人が言うには、そうなってしまうと実が付かないらしい。茎の太さからして、新じゃがまで後少し・・・と思っていたので、かなりのショックだ。それでも一縷の望みをかけて、丁寧に土を寄せながら泣いてしまったらしい。
 その上、足腰が痛くて台所仕事もきつかったようだ。冷凍には肉や魚もあり、野菜室には野菜も少々あるのだが、冷蔵庫に入っていないので、
 「お前ら買い物に行って何買うてきたんぞ。」
と嘆きつつ、とにかく野菜を天ぷらにしてくれたようだった。
 あまりに落ち込んでいるので、本当は母の日に渡そうと思っていた嵐の写真集を、フライングでくりりんとプレゼントした。
 流石の嵐様、松潤様である。キヨちゃんは途端に笑顔・・・ではなく、くしゃくしゃに涙ぐんで、
 「すごい~、すごい~。ありがとう~。ありがと~。」
を連呼した。
 その後は父の仏前にお供えし(・・・って、松潤の写真を父ちゃんにって複雑じゃないか?)、報告していた。
 本当は写真を撮ろうと思ったのだが、風呂上がりで下着姿のままだったキヨちゃん。流石にそれはないだろうから、今度ちゃんと母の日に「笑顔のキヨちゃん」を撮ろう。
 ジャガイモ・・・、何とかならないかなあ・・・。

にほんブログ村ここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする