すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

そうでなくても、月末は疲れる

2016-05-27 22:36:10 | うちのキヨちゃん
 忙しい。月末なんだから仕方が無い。
 実は有難いことに、月末から一人職員の補充があった。とは言え、入ったばかりなのでまだ引き継ぎが始まったばかりだ。基本的な事務所の物の有りかですらまだ分からないだろう。
 だから、少し楽になるのは来月も後半になってからだろうと思う。それでも、一人じゃないと言うのは本当に心強い。
 さて、そんな状態ではあるが、キヨちゃんには理解を得られない。自分は足元もおぼつかなく、転倒したりするくせに、山の中を這うようにして仕事をする。
 危険だから止めろと言っても、
 「母ちゃんがせなんだら、誰がする?」
と言う事を聞かない。それなのに、努めている人間が残業することへの理解は無い。
 まあ、分かるのだ。一つには私の事を心配してくれているのだし、一つには子供と一緒で構って欲しかったり、褒めて欲しいのだ。
 分かってはいるが、付き合う余力が無い。これがまだ、
 「今日は母ちゃんこんなに頑張った。」
と笑顔で言えばいいものを、同じ話でも不器用キヨちゃんはとにかく「愚痴る。」。
 「今日もしんどかった。」
 「這いもって畑に行った。」
 「野菜だって、ただ放っておいて育つもんじゃない。」
 しかも、今日はじゃがいもをちょっとだけ(6個くらいらしい)掘って袋に入れて運んでいて、石段で転倒。ジャガイモはコロコロ転がり谷底に落ちていったらしい。
 情けないし、足は痛いし、本当に切なかったと思う。十分分かるのだが、こっちも疲れているので、うんうんと聞いているまでは良いが、それ以上続くときつくなる。
 とにかく、月末を乗り切ろう・・・。それしかない。

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コメント
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