すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

パン教室2回目。

2022-07-23 23:02:32 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんのパン教室の2回目である。前夜、そのことを伝えると、
 「母ちゃん、よう行かん。」
と言う。実は教室は石段を少し登らなくてはいけないのだ。手すりはあるし、私も付き添うのだし、長い距離ではないので、
 「これもリハビリじゃけん。」
と励ました。
 当日、ちゃんと早朝から起きて着替えが出来ているキヨちゃん。リュックも準備しているがエプロンが無い。それこそ、エプロンと言えば売るほど持っているキヨちゃんである。しかも、先月使っているのだ。しかし一緒に探したがタンスのどこにもない。なので、今日は長いけれど私のエプロンで代用した。
 親戚のおばさんとキヨちゃん二人の「物忘れ予防対策」として始めた教室参加。今日はおばさんの娘さんも参加できたので、お姉ちゃんとは現地集合にした。
 おばちゃんを迎えに行くと、最近何でも億劫なおばちゃんだが、元々こういうことが大好きだったこともあり、楽しみにしてくれている。車の中でもキヨちゃんと昔話で大盛り上がりだった。
 さて、今日のパンはクルミとチーズの食パンである。材料が国産小麦など安心な物ばかりなのも嬉しいが、とりあえず工程がなるべく簡単な物でないと、キヨちゃんがついていけないので、シンプルな物から始めている。
 今日のは前回のパンと比べると、チーズやバターの分、まとまるまでが大変で、キヨちゃんのボールの中でこねる作業は、途中から私も手伝った。
 これが、台に乗せて手でこねる作業になると、俄然キヨちゃんは手際がいい。昔陶芸をしていた関係か、蕎麦でも打てそうな感じである。
 発酵の時間も待つ間、お姉ちゃんの初孫の写真を見せてもらっていたら、その時点でようやく、
 「え?Aちゃん?」
とキヨちゃん。親子二組で作業していたのに、誰だろうと思っていたらしい。娘さんだと分かった途端に、急に懐かしさがこみ上げ、ちょっと涙ぐんだりする。この辺りもちょっと心配な感じではある。
 パンはとてもいい感じに焼きあがった。

     

     

 来月はお姉ちゃんは参加が難しいので、他の親戚のお姉ちゃんを助っ人に呼ぶことにした。
 さあ、次も頑張ろうぜ!キヨちゃん。


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コメント (3)
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