すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

どしゃ降りの中のお出掛け。

2022-07-19 21:03:33 | うちのキヨちゃん
 先日からキヨちゃんの補聴器の調子が悪い。電池を替えても、掃除をしてみてもダメだ。
 毎月隣町にも出張メンテナンスに来ているのだが、調子が悪いとか電池を買うとかでないと、毎月は行っていない。だから、調子が悪いと聞いてから日程を確認すると、すでにその日は終わっていて、後は少し遠出をしないといけなくなった。
 日を合わせるとかは無理で、どんどん家から遠ざかるので、今日お休みを貰って車で1時間ちょっとの会場に行くことにした。
 行く前から(前々日くらいから)ちょっと一悶着。
 「母ちゃん、補聴器直った。よう聞こえる。」
いきなりそう言い始めた。いや、聞こえるならいいんだが、この前電池を替えて確認した時は反応もしなかったので、やはり一応見てもらった方がいい。そう思って説明するのだが、全く通じない。・・・つまり、これ、聞こえてないよね・・・・。
 とにかく、ここ最近のボケボケぶりもあり、これに耳が聞こえないととにかく話にならないので、行くことにはなった。生憎のどしゃ降り。車のエンジンをかけて、会場の住所をナビに入れているとくりりんから電話。
 「雨で仕事が休みになった。もう出た?」
という。なので、くりりんを待って一緒に行ってもらう事にした。
 大雨の中、くりりんの運転で出かけることが出来たので、とても助かった。車を横付けして雨に濡れないようにするにしても、車いすを借りて誘導するにしても、一人だと車とキヨちゃんと両方を雨の中移動するのは難儀である。初めての会場だし、とにかく広いので、キヨちゃんに歩かせるのはちょっときつかったので、借りられる車いすがあって良かった。
 補聴器は一人先客がいたが、それほど待たなかった。まず掃除をしてくれたら、
 「聞こえる!」
とキヨちゃん。
 「良かったです。」
とメンテナンスを終えようとしたので、
 「いや、反応が悪かったですし、聞こえてないと思うので、よく見てもらっていいですか?」
と頼んだ。
 「聞こえてますか?」
という補聴器センターの人に、
 「聞こえます。」
とは言うものの、どうも会話がちぐはぐ。よく聞くと、
 「聞こえるけど、何を言ってるかよく聞こえん。」 
 「・・・それを、聞こえんと言うんじゃよ。」
思わず突っ込む。
 で、まず耳の聞こえから検査してもらい(って言うか、他に客もいないんだし、基本そのくらいはしてよ)、両方とも少しずつ音を上げることにしたが、片方は機械に反応しないと言う。つまり故障。
 その上残念ながら2か月前に2年の保証期間が過ぎていて、直すと3万円はかかると言う。
 「もうええわ。片方だけ使う。」
とキヨちゃん。不便だろうが、とりあえず片方だけ使うつもりで音を上げてもらった。
 帰りに食事をして、本当は美容院に行きたいと言っていたキヨちゃんだが、雨だし疲れもして、帰って寝た方がいいと言う話になった。
 何だか3人とも疲れてしまい、帰り着くと3人とも夕方まで転がって寝てしまっていた。
 夕方空腹を訴えるキヨちゃん。お昼ご飯は美味しかったが、お腹いっぱいでもう食べられないと言っていたが、器が重すぎて膝にのせて食べるのがしんどかっただけらしい。味噌汁も熱かったので、わざわざ容器を借りたのだし、言ってくれれば小さな茶碗を借りたのに・・・。
 で、大急ぎで夕飯作り。食事を待ちながらカレンダーを見て、
 「明日はデイか・・・。」
とキヨちゃん。ちゃんとシャワーも浴びて準備したので、明日は気持ちよく行ってくれそうだ。
 と言うことは、明日は昼に戻ってご飯を食べる心配がないので、仕事をフルで回らなきゃ。
 キヨちゃんのご機嫌がこのまま良いままならいいな。


*独身時代からの古い服。最近太って着られないものが多いので貴重な一枚。

     

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コメント (2)
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