この世界に何億という男と女がいるのになぜ私はこの男性と、
あるいはこの女性と知り合ったのだろうか?ときおりそんな
感慨にとらわれるのは私だけではないと思う。
他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でな
いから今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、こ
ればっかりはわからない。
生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の
下に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れ
るものである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧
嘩は数しれずあるのが普通だと思ってた。
しかし先日NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」のなかで鶴瓶師匠が
45年連れ添った奥様と夫婦喧嘩を一度もしたことがないと
言われたのは驚きであった、まさに心が通じあう奥様との出
会いはまさしく奇縁、実際多くの人がそういう相手と巡り合
わずに一生を終わるのが普通なだけに印象に残った発言だっ
た。