定年退職して9年半、特別変わってないように感じる、暇である
が退屈ということもない定年後の生活、それは齢を重ねて生きる
ことに慣れたからかもしれない。
社会的事件は覚えているものの自分の過ごした定年後の時間を振
り返って見ると、これといって思い出せるようなことがあんまり
ないような気がする、けれど何にも変化を感じない、特別思い出
すことが思いつかない生活ほどありがたいことはないと思ってい
る。
先日ある人に「定年後の生活は天気でいうとどんな感じですか?」
と聞かれたので、快晴でもないし、かといって雨降りでもないし、
時々光が射し込んでくる「うす曇り」と答えたけど、そのとうり
だと思っている。
大体、老後が楽しくて最高で輝く人生だとは思えない、それでも
自由な定年後の生活「うす曇り」であっても、私にとっては、そ
れなりに心地よい日々であることは間違いない。