新型コロナウイルスの感染拡大以降、今でも見られる光景があ
る、それは東京都庁の高架下に多い時には500人を超える行
列ができ支援団体がパンや米や果物などの袋づめの食料が配ら
れてる、その中に新宿区に住む高齢の女性(72歳)がいた。
この女性は静岡で機械工場で働いていたが雇止めになり約10
年前に上京したが持病が悪化、今は生活保護を受けてアパート
に住んでいる、しかし家賃や区役所との連絡のための携帯料金
等を差し引くと残る生活費は6万円(生活保護費は家賃補助含
め約12万円)ほどである、女性は「これでどうやって生きて
いけばいいのか、毎日地獄のような苦しみ」と涙声で訴えてい
る、これは最近インターネットに掲載されてた記事である。
現在生活保護を受けている単身高齢者のなかで女性の困窮が深
刻だと言われてる、この女性が配偶者と死別、離別なのか、も
ともと独身なのかはわからない、ただ無年金で貯金なし、将来
に悲観するのも無理はない、しかし高齢の一人暮らし女性40
0万人のうち約半数の200万人が貧困といわれてるだけにこ
の72歳の女性のケースは、まさに氷山の一角である。