定年は誰にとっても初めての経験、私自身60歳で定年、3年間
雇用延長で63歳で退職、それから8年半が経った、現役時代の
忙しい日々、一転して退職後の暇な日々、不思議なもので人間ど
ちらにも慣れるものでうまく順応できるものだと痛感してる。
定年退職すると所属先がなく誰からも注目されない状況が続くの
も予想どうりであった、だから社会とのつながりをもったほうが
いい、そのためにも仕事を続けなさい、もしくはボランティア活
動、地域社会に溶けこむことが賢明、趣味の仲間を増やしなさい
と退職当初読んだ定年本に書かれてるものはほとんどステレオタ
イプの内容であった。
定年後をどう過ごすかは人それぞれでこれが正しいとかこうある
べきというものはない、何かをしなければならないと考えると苦
痛になるもの、本を読んだり、音楽を聴いたり、食事を作ったり、
スポーツ観戦したり、ぼんやりしたり、人それぞれでいいのであ
る、実際定年退職した人は手探りで自分なりの定年後を生きてる
のではないかと思う、過去のことを後悔したりせず、わからない
将来を不安に思ったりせず今を生きると考えて生きるのが一番だ
と私は思っている。