人間の脳は過去の出来事のなかでもイヤだったこと、腹が立っ
たことは特に強く記憶するようにできてるという、10年前、
20年前の理不尽な言動は忘れないで楽しかったことはあまり
思い出さない、これは自己肯定感が高いとか低いに関係ないと
脳科学者の中野信子氏は著書のなかで述べている。
確かにそうである、私自身、楽しかったことよりいやなことは
鮮明に覚えてる、本当は楽しいことも多かったはずだが、なぜ
か遠い記憶のような実感のない出来事だったと思うことがある。
しかしなぜだろう?当時は生きがいと思いこんでた仕事や仲間
たち、今では色褪せたものになってしまった、齢をとると楽し
かったことより、いやなことを思い出す、だからこそ今が大切、
決して否定的にならないで今を生きていきたい。