日本郵便のはがきの名文コンクールで入賞した71歳の男性が
神様に宛てたはがき、奥様との闘病生活の日々が目に浮かび奥
様の無念さ、御主人の悲しみが癒えない気持ち、そして今なお
奥様に対する熱い想いが伝わってくる素晴らしい内容に心を打
たれた、その一枚のはがきを紹介します。
七年前の今日、三年間の苦しい闘病生活を終え、妻が旅立った、
一段落して妻のベッドを片付けていると、「もし生まれ変わっ
たら、また結婚してくれますか」と記されたメモを見つけた。
力のない震えた字が愛おしかった「もちろん」と生きている妻
に応えたかった。伝えたい言葉がたくさんあったのに、見せた
い絵も、聴かせたいジャズも、行きたい街も、神様お願いです、
「僕の方こそお願いします」と必ず妻に伝えてください。