母が亡くなくなる5年前90歳のとき白内障の手術をした、
3年ほど迷ったけど緑内障の治療で毎月通院してた大学病
院の主治医の「90歳で手術してる人はいますよ」が後押
しとなり決断した、不安だった母に付き添い入院、手術は
無事成功してそれまでかけてた眼鏡が不要になった。
父が亡くなってひとり残される辛さ、寂しさ、身体は思い
どうりに動かない、齢を重ねるにつれ病気との闘い、長く
生きていればそういうなかで生きていくことになることを
実感してた母にとって日常で少しでもよい変化があったこ
とは息子として嬉しかった。
前向きな性格の母は「過去に目を向ければ今の自分が年老
いてるけれど、未来に目を向ければ今の自分が一番若い」
晩年よく言ってた言葉である、それから5年後、認知症、
大腸がんに罹患し95年の生涯を終えたけど、なぜか90
歳の時の母のことを思い出す。