団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

7秒しか記憶が残らない47歳女性の苦悩

2024年12月03日 | シニア女性の悩み

以前TBCの報道特集で7秒しか記憶が残らない女性として三重県

在住の47歳の女性が紹介された、彼女の人生が変わったのは3

9歳のとき発症率100万人に数人というウイルス性の急性脳炎

にかかったことだ。

 

脳の「海馬」という記憶を保持する機能の記憶障害を発症、病気

になる前の記憶は残っているが病気になった後の新しいことを覚

えられない短期の記憶障害が後遺症として残った。

 

彼女の記憶が残るのはわずか7秒間、7秒より前のことは忘れてい

く、そのためすべてメモを取ることで理解する、すべての会話をメ

モに残す、当たり前のことが当たり前でなくなった、最初は不安か

らメモをとったが、今では残しておきたいメモにかわった、大量の

メモである。

 

障害2級の障害基礎年金で母親と暮らす、記憶は人生そのもの、脳

のなかにあるはずの記憶がない、すべてメモをとり文字ですべて理

解する、絶対治らない病気と闘い涙ぐましい努力をする毎日、想像

を絶する苦悩のなかで生きることを選択した姿、画面に映る表情が

表面的にでも明るく見えたのが救いであった。