婦人公論の特集「親ロス」の読者アンケートで親の死で喪失感を
覚えた人は89%、何かのきっかけで抜け出せる人がいる一方、
22%の人がまだ立ち直れていないと回答している。
親ロスの実態事例
■病院から「今、お父様の呼吸が止まりました」との知らせ、あ
わてて車を走らせたが間に合わなかった、病院に向かう車窓から
見えた東京タワー、その時から私にとって東京タワーは悲しみの
象徴となった。
(父70歳、私46歳の時/公務員62歳)
■先月亡くなったばかりなので、まだ実感がわかない、だが、携
帯電話に残された母の声を聞くと………。なんでも話せる母はも
ういない。
(母78歳、私54歳の時/会社員54歳)
死別の悲しみに特効薬はないのかもしれない、人それぞれ違うも
のである、私の父は13年前、母は4年前に亡くなった、両親と
も晩年レビー小体型認知症、末期がんで苦しんだ、それだけに悲
しみ、喪失感とともに安堵感と解放感があったことが強く心に残
ってる。