下流老人とは生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れが
ある高齢者でいわゆる普通に暮らすことができない下流の生活を強
いられる老人のことと言われている。
実際急増する下流転落、貯金1000万円でも生活困窮に陥る可能
性があり65歳以上の相対的貧困率(税金、社会保険料を除いて月
10万円で暮らす人)の高さ、生活保護世帯89万世帯からも今後
増える可能性があると予測されている。
以前NHKTVの老人漂流社会「親子共倒れを防げ」を見ても悲惨
である、親の介護で仕事をやめたけど親の年金が8万円ほどで生活
できなく、介護の疲れ、生活苦で病死、残された親が自宅で凍死と
まさに悲惨なケースである、お金がすべてではないけれど、お金が
あれば不幸をある程度回避できることは確かである。
下流老人に陥るケースとしては、サラリーマンであれば定年退職後
の収入減少(国民年金のみ)、持ち家がなく賃貸で毎月の住宅費が
かかる、もしくは持家があっても定年退職後もローンが残ってる、
生活レベルが現役時代と変わらない(付き合い、趣味等)、貯蓄が
少ない等が挙げられてる。
高齢者3600万人のうち下流老人といわれる人が予備軍含め推定
600万人~700万人といわれる、そこで下流老人にならないた
めには、定年後も働く、住宅ローンは定年まで払い終える、生活を
ダウンサイズする等を早めに考える必要があると思う。